時間枠ごとの移動平均線の向きをマーカーで表示するMT4インジケーター「slopedirection」
更新日時:2020年08月08日 12:18複数の時間枠の値動きの方向を確認できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「slopedirection」は、1分足から月足までの移動平均線の向きを一覧で表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
マルチタイムフレーム分析を行っている方
複数の時間枠の大まかな値動きの方向を確認したい方
以上のような方のためにこの記事では、「slopedirection」について解説します。
slopedirectionの概要
「slopedirection」を起動すると、チャート左下にインジケーターが表示されます。
移動平均線が上昇している場合は緑色のマーカーが表示され、下降している場合は赤色のマーカーが表示されます。
「slopedirection」は、あくまでも直近の移動平均線の向きを表示しているに過ぎませんので、このインジケーター単体でトレンドの分析やエントリーのタイミングを計ることはできません。
使用する場合は、ほかのインジケータと組み合わせて使用した方が良いでしょう。
また、算出方法が若干異なり、MT4標準の移動平均線とは挙動が異なるため、人によっては使いにくいと感じる可能性もあります。
slopedirectionを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
slopedirectionのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
slopedirectionのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「slopedirection」のパラメーターは、2項目のみのシンプルな構成になっています。
入力項目 | 入力内容 |
BarCount |
バーカウント 初期値:9 インジケーターの算出期間を設定します。 |
Method |
算出方法 初期値:MODE_SMA 移動平均の算出方法を設定します。 |
「BarCount」は、インジケーターの算出期間を設定するための項目で、大きな値に設定するほど長期的な値動きがインジケーターに反映されます。
「Method」は、移動平均の算出方法を設定するための項目です。
初期設定ではSMAに設定されていますが、EMA、SMMA、LWMAに変更できます。
まとめ
「slopedirection」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
時間枠別に移動平均線の向きをマーカーで表示する。
移動平均線が上向きになっている場合は緑色のマーカーを表示する。
移動平均線が下向きになっている場合は赤色のマーカーを表示する。
「slopedirection」は、複数の時間枠の移動平均線の向きを把握しておきたい方に向いているインジケーターです。
マルチタイムフレーム分析を行っている方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
シンプルなインジケーターですので、使い方で戸惑うことも少ないでしょう。