直近の指数平滑移動平均の値をチャート上に数値で表示するMT4インジケーター「TrendEMA」
更新日時:2020年05月05日 12:59移動平均線の直近の水準を、数値で確認できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「TrendEMA」は、前述の機能を備えたインジケーターで、以下のような方に向いています。
直近の移動平均線の水準を数値で確認したい方
1時間足チャートを使用している方
トレンドの有無を確認したい方
上記のような方のためにこの記事では、「TrendEMA」について解説します。
TrendEMAの概要
「TrendEMA」は、算出期間の異なる3種類の指数平滑移動平均線の直近の値を、チャート上に表示するインジケーターで、FxParsによって開発されました。
インジケーターを起動するとチャートの左上に、長期・中期・短期の指数平滑移動平均線の直近の値が表示されます。
「TrendEMA」の指数平滑移動平均線は、終値をもとに算出されたもので、時間足は1時間足に固定されています。
「TrendEMA」は、移動平均線の数値を表示するだけではなく、それぞれの移動平均線の値を比較して、1時間足チャート上でのトレンドも表示します。
短期移動平均線の値が最も高く、長期移動平均線の値が最も低くなっている場合、「UpTrend」というテキストが表示されます。
反対に短期移動平均線が最も低く、長期移動平均線が最も高くなっている場合、「DownTrend」というテキストが表示されます。
TrendEMAを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
TrendEMAのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
TrendEMAのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
LargeEMA |
長期指数平滑移動平均線算出期間 初期値:100 長期指数平滑移動平均線の値動きに対する反応速度が変化します。 |
MediumEMA |
中期指数平滑移動平均線算出期間 初期値:10 中期指数平滑移動平均線の値動きに対する反応速度が変化します。 |
LowEMA |
短期指数平滑移動平均線算出期間 初期値:5 短期指数平滑移動平均線の値動きに対する反応速度が変化します。 |
「TrendEMA」のパラメーターは、すべて移動平均線の算出期間を設定するための項目で、大きな値に設定するほど移動平均線に長期的な値動きが反映されます。
「TrendEMA」は、各移動平均線の値をもとにトレンドを判定しているため、設定値が「LargeEMA」>「MediumEMA」>「LowEMA」になっていなければ、トレンドを正しく判定できませんので注意しましょう。
まとめ
「TrendEMA」を使用する際のポイントをまとめると以下のようになります。
直近の移動平均線の水準を数値で表示する。
移動平均線を算出する時間足は、1時間足に固定されている。
パラメーターの値は必ず「LargeEMA」>「MediumEMA」>「LowEMA」となるように設定する。
「TrendEMA」は、移動平均線の正確な水準を確認したい方に、おすすめのインジケーターです。
また、1時間足チャートでのトレンドを常に確認できるようにしておきたいという方にとっても、便利なインジケーターなのではないでしょうか。