価格への反応速度が速い移動平均線を表示するMT4インジケーター「Turbo_JMA」
更新日時:2019年12月27日 03:44JMA(jurk moving average)は、Mark Jurik氏によって考案された移動平均線で、価格への反応速度が速いという特徴があります。
「Turbo_JMA」は、オリジナルのJMAよりもさらに価格に対する反応が速い移動平均線で、以下のような方に向いています。
価格に敏感に反応する移動平均線を探している方
滑らかなラインを描写する移動平均線を探している方
値動きが速い相場で取引している方
この記事ではそういった方のために「Turbo_JMA」について解説していきます。
Turbo_JMAの概要
一般的な移動平均線は、算出期間を短くして価格への反応速度を速くするとノイズの多いラインが表示され、算出期間を長くして滑らかなラインを表示すると価格に対する反応速度が遅くなる傾向があります。
JMAは価格への反応速度が速い割に、滑らかなラインを描写する特殊な移動平均線です。
「Turbo_JMA」は、JMAの反応速度をさらに向上させた移動平均線で、値動きの速い相場でも移動平均線のラグがJMA以上に少なくなっています。
「Turbo_JMA」をサポートラインやレジスタンスラインとして使用したり、算出期間の異なる複数の「Turbo_JMA」を表示して、トレンドの方向を分析したりと、使い方は一般的な移動平均線と同じです。
ノイズが少なく滑らかなラインを描写しますが、ダマしのシグナルが劇的に少なくなるというわけではありませんので、トレンドの有無を確認できるようなほかのインジケーターと組み合わせて使用した方が良いかもしれません。
Turbo_JMAを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Turbo_JMAのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Turbo_JMAのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「Turbo_JMA」のパラメーターは、移動平均線の算出期間を設定する項目と、位相を設定する項目の2つで構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
Length |
JMAの算出期間 初期値:14 価格への反応速度が変化します。 |
Phase |
位相 初期値:0 値を大きくするとラインの表示が滑らかになります。 |
「Phase」の値を大きく設定すると、移動平均線のカーブが緩やかになりますが、もともとのラインが滑らかなため、特にこだわりがなければ初期設定のまま使用しても問題ないかと思います。
まとめ
「Turbo_JMA」についてご紹介してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
値動きに対する反応速度が速い割に滑らかなラインを描写できる。
「Turbo_JMA」は通常のJMAよりもさらに価格に対する反応が速い。
ダマしが少なくなるというわけではないため使用する際は注意が必要。
「Turbo_JMA」は、価格への反応が速い割に滑らかなラインを描写できるため、値動きの速い相場で取引をしている方に向いているインジケーターです。
また、現在使用している移動平均線の反応速度に不満があるものの、移動平均線のノイズがひどくなるのは避けたいという方にもおすすめです。