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色つきのドットで値動きの方向を示す移動平均線を表示するMT4インジケーター「var_mov_avg」

更新日時:

var_mov_avgスクリーンショット

移動平均線の向きが変わったことを一目で確認できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。

「var_mov_avg」は、上記の用途のために開発されたインジケーターで、次のような方に向いています。

  1. 移動平均線をよく使用する方

  2. 移動平均線の向きが変わったことを確認したい方

以上のような方のためにこの記事では、「var_mov_avg」について解説します。

  1. var_mov_avgの概要
  2. var_mov_avgを表示する方法
  3. var_mov_avgのパラメーター解説
  4. まとめ

var_mov_avgの概要

「var_mov_avg」は移動平均線を表示し、移動平均線の向かっている方向に応じて、色つきのドットを表示するインジケーターで、Dmitri Migunovによって開発されました。

移動平均線が上昇している場合は、青いドットが移動平均線上に表示され、下降している場合はピンクのドットが表示されます。

また、移動平均線の向きが上昇から下降に変わったポイントでは、ローソク足の上に黄色いドット表示され、下降から上昇に変わったポイントには、同じく黄色いドットがローソク足の下に表示されます。

「var_mov_avg」で表示される移動平均線はAMA(適応型移動平均線)で、他の平滑化方法に変更することはできません。

同じ算出期間の単純移動平均線と比較すると、値動きに対する反応が速いようです。

移動平均線全般に言えることですが、動意の薄い相場では、ダマしのシグナルも多くなるため注意が必要です。

var_mov_avgを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

var_mov_avgのダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

var_mov_avg

MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT4でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

var_mov_avgのパラメーター解説

var_mov_avgパラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

入力項目 入力内容

periodAMA

AMA算出期間

初期値:50

移動平均線の算出期間を設定します。

nfast

フィルター感度1

初期値:15

ノイズフィルター1の感度を設定します。

nslow

フィルター感度2

初期値:10

ノイズフィルター2の感度を設定します。

G

フィルター強度

初期値:1.0

フィルターの効き具合を設定します。

dk

dkPoint被乗数

初期値:0.1

dkPointの被乗数を設定します。

UseAlert

アラートの有効/無効

初期値:false

trueに設定するとアラートが有効になります。

UseSound

音声通知の有効/無効

初期値:false

trueに設定すると音声通知が有効になります。

SoundFile

音声ファイル

初期値:expert.wav

音声通知に使用する音声ファイルを設定します。

offsetInPips

シグナルドットの最大オフセット

初期値:30

ドットのオフセットの上限を設定します。

「nfast」と「nslow」はノイズフィルターの感度を設定するための項目で、大きな値に設定するほど移動平均線のノイズが少なくなります。

「UseAlert」と「UseSound」は、インジケーターの通知機能を使用するか否かを設定するための項目で、trueに設定をすると有効になります。

まとめ

「var_mov_avg」の特徴をまとめると以下の通りです。

  1. 移動平均線が上昇している場合は、青いドットを移動平均線上に表示する。

  2. 移動平均線が下降している場合は、ピンクのドットを表示する。

  3. 移動平均線の向きが変わったポイントには黄色のドットを表示する。

「var_mov_avg」は、移動平均線で値動きの向きを確認している方に向いているインジケーターです。

AMAがベースになっていますので、ボラティリティーの影響を受けにくい移動平均線を探している方には、ちょうど良いインジケーターなのではないでしょうか。