指定した回数の平滑化を行う指数平滑移動平均線を表示するMT4インジケーター「VininI_nEMA」
更新日時:2020年08月13日 04:02MT4には標準で移動平均線がインストールされていますが、他の移動平均線を試してみたいと思ったことはないでしょうか。
「VininI_LRMA_color」は、2種類の移動平均線をベースにしたインジケーターで、次のような方に向いています。
移動平均線をよく使用する方
MT4標準のもの以外の移動平均線を試してみたい方
この記事では「VininI_LRMA_color」について解説します。
VininI_LRMA_colorの概要
インジケーターを起動すると、チャート上に色着きの移動平均線が表示され、移動平均線が上昇している場合は緑色、下降している場合は赤色で表示され、どちらでもない場合は黄色で表示されます。
「VininI_LRMA_color」は以下の方法で算出されます。
VininI_LRMA_color=3×N期間線形加重移動平均-2×N期間単純移動平均
移動平均線の向きに応じて色が変わりますので、トレンドの変化を視覚的に確認しやすいインジケーターです。
他の移動平均線同様に、レンジ相場ではノイズが多くなるため、そういった状況での使用は避けるか、他のインジケーターと組み合わせて使用する必要があります。
VininI_LRMA_colorを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
VininI_LRMA_colorのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
VininI_LRMA_colorのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「VininI_LRMA_color」のパラメーターは、3つの項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
period |
平滑化期間 初期値:34 移動平均線の算出期間を設定します。 |
price |
price 初期値:0 移動平均線の適用価格を設定します。 |
Shift |
シフト 初期値:0 インジケーターのオフセットを設定します。 |
「period」は、移動平均線の算出期間を設定するための項目で、期間を長くすると値動きに対する反応が緩やかになり、短くすると俊敏になります。
「price」は移動平均の算出に用いる価格を設定する項目で、適用価格を番号で指定する必要があり、0が終値、1が始値、2が高値、3に設定すると安値で移動平均を算出します。
パラメーターは、一般的な移動平均線の項目と変わりありませんので、設定で戸惑うことも少ないのではないかと思います。
まとめ
「VininI_LRMA_color」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
2種類の移動平均線をベースにしている。
移動平均線が上昇している場合は緑色でラインを表示する。
移動平均線が下降している場合は赤色でラインを表示する。
「VininI_LRMA_color」は実験的な移動平均線を試してみたい方に向いているインジケーターです。
MT4標準の移動平均線が自身のスタイルに合わないと感じている方は、一度試してみると良いでしょう。