向きに応じて色が変化する移動平均線を表示するMT4インジケーター「vr_moving_average」
更新日時:2020年08月01日 08:49移動平均線を使用することで、ノイズを取り除いた価格の動きを分析できるようになります。
「vr_moving_average」は、向きによって色が変化する移動平均線を表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
移動平均線をよく使用する方
移動平均線の向きを一目で確認できるようにしておきたい方
以上のような方のためにこの記事では、「vr_moving_average」について解説します。
vr_moving_averageの概要
「vr_moving_average」を起動すると、チャート上に移動平均線が表示され、移動平均線が上昇している場合は青色、下降している場合は赤色で表示されます。
使用可能な平滑化方法は、単純移動平均、指数平滑移動平均、平滑移動平均、線形加重移動平均の4種類で、MT4に標準でインストールされている移動平均線と同様です。
適用価格についても、高値・安値・終値・始値のほか、median、typical、weightedを使用できます。
インジケーター挙動は、MT4標準の移動平均線とさほど変わりありませんが、色を変化させることで移動平均線の向きを、視覚的に把握しやすくなっています。
vr_moving_averageを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
vr_moving_averageのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
vr_moving_averageのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
period |
平滑化期間 初期値:20 移動平均線の算出期間を設定します。 |
method |
平滑化方法 初期値:MODE_EMA 移動平均線の算出方法を設定します。 |
Price |
適用価格 初期値:PRICE_CLOSE 移動平均線の算出に用いる価格の種類を設定します。 |
width |
移動平均線の幅 初期値:2 移動平均線のラインの幅を設定します。 |
UpLine |
上昇の色 初期値:clrBlue 移動平均線が上昇している時の表示色を設定します。 |
DwLine |
下降の色 初期値:clrRed 移動平均線が下降している時の表示色を設定します。 |
「vr_moving_average」のパラメーターは、MT4標準の移動平均線である「Moving Aveage」と似た項目で構成されています。
「Moving Aveage」と異なるのは、上昇時と下降時の表示色を設定する項目が設けられている点です。
「UpLine」は上昇時の表示色、「DwLine」は下降時の表示色を設定するための項目で、任意の色に設定できます。
パラメーターに関しては色に関する項目以外は、一般的な移動平均線と同様の項目になっていますので、設定で戸惑うことも少ないかと思います。
まとめ
「vr_moving_average」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。
向きによって色が変化する移動平均線を表示する。
パラメーターの項目は一般的な移動平均線と同じ。
「vr_moving_average」は、移動平均線の向きを一目で確認できる状態にしておきたい方に向いているインジケーターです。
移動平均線をよく使用する方は、導入を検討してみると良いでしょう。