高値の移動平均線・安値の移動平均線をもとにトレンドを示すMT4インジケーターを表示する「WavyDash」
更新日時:2020年09月09日 09:23トレンドの転換を分析できる移動平均ベースのインジケーターを試してみたいと考えたことはないでしょうか。
「WavyDash」はギャンの理論をもとにしたインジケーターで、次のような方に向いています。
トレンドの転換を分析したい方
移動平均線をよく使用する方
この記事では「WavyDash」について詳しく解説します。
WavyDashの概要
インジケーターを起動すると緑色のラインと赤色のラインが表示され、緑色のラインは高値の移動平均線、赤色のラインは安値の移動平均線で、緑色のラインが表示されている場合は価格が上昇していること示し、赤色のラインが表示されている場合は、下降していることを示しています。
また、ラインの表示が切り替わった場合はトレンドが転換した可能性を示唆しています。
「WavyDash」で用いられている移動平均は、どちらも単純移動平均で算出した値です。
トレンド相場ではそれなりに機能しているようですが、レンジ相場ではダマしのシグナルも多くなるため注意しましょう。
値動きの速い相場ではシグナルが遅れる場合もありますが、指数平滑移動平均などの反応速度が速い平滑化方法に変更するには、MetaEditorを使ってソースコードに変更を加える必要があります。
WavyDashを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
WavyDashのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
WavyDashのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「WavyDash」のパラメーターは、移動平均線の算出期間を設定するための項目のみで構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
Back |
移動平均の算出期間 初期値:10 移動平均線が価格に追従する速度が変化します。 |
「Back」は移動平均線の算出期間を設定するための項目です。
算出期間を短く設定した場合、インジケーターが価格に追従する速度が速くなりますが、ノイズが多くなる傾向にあります。
反対に期間を長く設定した場合、価格に追従する速度が緩やかになり、ノイズも少なくなります。
パラメーターの設定項目も少なく、シンプルなつくりのインジケーターなので、使い方や設定に戸惑うことも少ないのではないかと思います。
まとめ
「WavyDash」について解説してきましたが、特徴をまとめると以下のようになります。
緑色のラインは高値の移動平均線、赤色のラインは安値の移動平均線。
緑色のラインが表示されている場合は価格が上昇している状態。
赤色のラインが表示されている場合は価格が下降している状態。
ラインの色が切り替わった場合はトレンドが転換した可能性を示唆している。
「WavyDash」はトレンドの転換を分析したい方に向いているインジケーターです。
このインジケーターのみでエントリーのタイミングを計るのは難しいため、ほかのインジケーターや手法と組み合わせて使用した方が良いでしょう。