移動平均線をもとにしたエントリーとイグジットのシグナルを記号で表示するMT4インジケーター「wma_cross_confirm」

更新日時：2020年09月01日 22:04

トレンドの始まりを分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。

「wma_cross_confirm」は、算出期間の異なる線形加重移動平均線の、ゴールデンクロスとデッドクロスを、記号でチャート上に表示するインジケーターで、次のような方に向いています。

1. トレンドでエントリーするタイミングを分析したい方

2. 移動平均線のゴールデンクロス・デッドクロスを用いてトレンドを分析している方

3. チャートに表示するインジケーターの数を少なくしたい方

この記事では、「wma_cross_confirm」について解説します。

1. wma_cross_confirmの概要
2. wma_cross_confirmを表示する方法
3. wma_cross_confirmのパラメーター解説
4. まとめ

wma_cross_confirmの概要

「wma_cross_confirm」を起動するとチャート上に矢印とｘが表示されます。

エントリー用には5期間の移動平均線と50期間の移動平均線が用いられ、ゴールデンクロスでは上向きの青い矢印、デッドクロスでは下向きの赤い矢印が表示されます。

イグジットシグナルでは、5期間の移動平均線と20期間の移動平均線が用いられ、ゴールデンクロスした場合は、売りポジションのイグジットを意味するピンクのｘ、デッドクロスした場合は、買いポジションのイグジットを意味する水色のｘが表示されます。

移動平均線がベースになっているインジケーターのため、レンジ相場ではダマしのシグナルが多くなる傾向にあるので注意しましょう。

wma_cross_confirmを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

wma_cross_confirmのパラメーター解説

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「wma_cross_confirm」のパラメーターは、移動平均線の算出期間を設定する項目のみで構成されています。

「ShortPeriod」「BigPeriod」「ExitPeriod」は、それぞれの移動平均線の算出期間を設定するための項目です。

短い期間に設定すると価格の変化に対する移動平均線の反応が速くなり、長い期間に設定すると反応が遅くなります。

パラメーターは、移動平均線の期間を設定する項目のみですので、設定に戸惑うことも少ないかと思います。

まとめ

「wma_cross_confirm」の特徴をまとめると以下のようになります。

1. 移動平均線が交差した箇所に矢印を表示する。

2. 短期移動平均線とエントリー用の移動平均線が交差した場合は矢印を表示する。

3. 短期移動平均線とイグジット用の移動平均線が交差した場合はｘを表示する。

「wma_cross_confirm」は、トレンド相場におけるエントリーのタイミングを分析したい方に向いているインジケーターです。

移動平均線そのものは表示されませんので、移動平均線が交差したことだけ分かればよいという方に、ぴったりのインジケーターなのではないでしょうか。