線形回帰(エンドポイント移動平均)をマルチタイムフレームで表示するMT4インジケーター『MTF_EPMA』
更新日時:2019年11月16日 11:31「MTF_EPMA」は、線形回帰インジケーター(エンドポイント移動平均)をマルチタイムフレームで表示することのできるインジケーターです。
「MTF_EPMA」は以下のような方に向いています。
トレンドの変化を早い段階で捉えたい方
移動平均線のラグに悩まされている方
値動きの激しい相場で取引している方
この記事では、上記のような方のために「MTF_EPMA」の使い方やパラメーターについて解説します。
MTF_EPMAの概要
インジケーターを起動するとチャート上に、赤や緑のラインとしてインジケーターが表示されます。
ちなみに線形回帰(エンドポイント移動平均)とは、統計学上の概念のことで、かなり簡単に言うとばらばらに分布したデータを線で表現して分析しよう、というものです。
線形回帰インジケーター(エンドポイント移動平均)は、ほかの移動平均と比較すると価格に対する反応速度が速いという特徴があります。
このインジケーターの線形回帰は傾きによって色が変わるため、基本的には上向き(緑色)になったら買いエントリー、逆に下向き(赤色)になったら売りでエントリーといった使い方ができるでしょう。
MTF_EPMAを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
MTF_EPMAのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
MTF_EPMAのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
TimeFrame |
形回帰インジケーターを算出する時間枠 初期値:current 設定した時間枠をベースに形回帰インジケーターが算出されます。 |
MAPeriod |
形回帰インジケーターの算出期間 初期値:25 価格に対する形回帰インジケーターの反応速度が変化します。 |
MAShift |
形回帰インジケーターのシフト 初期値:0 インジケーターの表示位置が移動します。 |
MAAppliedPrice |
適用価格 初期値:Close price インジケーターの算出に用いる価格を設定します。 |
マルチタイムフレームで表示する場合は「TimeFrame」の項目を変更することで、各々の時間足のEPMAを表示できます。
まとめ
「MTF_EPMA」の使い方について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。
インジケーターが緑で表示されている場合は買いエントリーのシグナル。
インジケーターが赤で表示されている場合は売りのエントリーのシグナル。
マルチタイムフレーム分析に対応している。
「MTF_EPMA」は、移動平均線を選ぶ際にラグの少なさを、重視する方に向いているインジケーターです。
形回帰インジケーターは、普通の移動平均線よりも敏感に反応するため、トレンドの転換点を早期に捉えたり、トレンドの始まりを早い段階で捉えられるかもしれませんね。