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移動平均線の傾き具合をヒストグラム化してサブウィンドウに表示するマルチタイムフレーム対応のMT4インジケーター『MTF_MA_Angle』

更新日時:2019年11月21日 03:48

MTF_MA_Angleスクリーンショット


「MTF_MA_Angle」は、設定した移動平均線の傾き具合をヒストグラム化して、サブウィンドウに表示するインジケーターです。


「MTF_MA_Angle」は、次のような方におすすめです。


  1. トレンドフォロー系の手法を使用している方

  2. トレンドの強さを調べたい方

  3. 移動平均線を使用している方


この記事ではそういった方のために、「MTF_MA_Angle」の使い方について解説していきます。


  1. MTF_MA_Angleの概要
  2. MTF_MA_Angleを表示する方法
  3. MTF_MA_Angleのパラメーター解説
  4. まとめ

MTF_MA_Angleの概要


「MTF_MA_Angle」は、マルチタイムフレームに対応しているため、上位足の移動平均線の傾き具合を下位足のサブウィンドウに表示することもできます。


基本的な計算方法としては、ローソク足1本に対して1pips移動平均線が上昇した場合の傾きを45度とします。


例えば、後述する「開始位置とする移動平均線を何本前のローソク足にするか」を意味するパラメーター"PrevMAShift"を0、「終了位置とする移動平均線を何本前のローソク足にするか」を意味するパラメーター"CurMAShift"を3とした場合、一番右のローソク足と右から4本目のローソク足を指定したことになり、前者と後者を比較した時に3pips上昇していれば傾きは45度になります。


サブウィンドウで上位足の移動平均線の傾きを容易に確認できるため、トレンドの強さを判断したり、レンジ相場や勢いの弱いトレンドをフィルタリングすることができるでしょう。


このインジケーターでは、設定した移動平均線の角度が45度または-45度を超えると、ヒストグラムが赤または青で表示されるため、トレンドの強さを容易に判断することができるます。


MTF_MA_Angleを表示する方法


まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

MTF_MA_Angleのダウンロード先は以下となります。


※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。


MTF_MA_Angle


MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。


MT4でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法


MTF_MA_Angleのパラメーター解説


MTF_MA_Angleパラメーター画像


インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。


入力項目 入力内容

TimeFrame

時間枠


初期値:current


指定した時間枠でインジケーターを算出します。

MAPeriod

移動平均線の期間


初期値:20


値によって価格に対する反応速度が変化します。

MAShift

移動平均線の表示移動


初期値:0


移動平均線の表示位置が左右に移動します。

MAMethod

移動平均線の種類


初期値:Simple


種類によって価格への反応が変化します。

MAAppliedPrice

移動平均線の適用価格


初期値:Close price


移動平均線の算出に用いる価格を設定します。

AngleTreshold

移動平均線の角度の閾値(0~90)


初期値:45


ヒストグラムに色をつける最低値を設定します。

PrevMAShift

開始位置とする移動平均線を何本前のローソク足にするか


初期値:1


移動平均線の角度を検出するための開始位置を設定します。

CurMAShift

終了位置とする移動平均線を何本前のローソク足にするか


初期値:0


移動平均線の角度を検出するための終了位置を設定します。


移動平均線に関する項目については、普段使用している移動平均線を基準に設定すると良いでしょう。


まとめ


「MTF_MA_Angle」の使い方やパラメーターについて解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。


  1. 移動平均線の角度をヒストグラムとして表示する。

  2. 青色のヒストグラムは強い上昇トレンドが存在している状態。

  3. 赤色のヒストグラムは強い下降トレンドが存在している状態。


「MTF_MA_Angle」は、現在のトレンドが強いのか弱いのかを、調べたい方に向いているインジケーターです。


大きめのプルバックを伴いながら動くトレンド相場では、ダマしのシグナルが多くなるため、ほかのインジケーターと組み合わせて使用することをおすすめします。

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