サブウィンドウに傾きによって色が変わる移動平均線を表示するMT4インジケーター『mtf_ma_in_color』
更新日時:2019年11月28日 09:17メインチャート上に表示しているインジケーターの数が多くなり、移動平均線の傾きが分かりにくくなってしまったという経験はないでしょうか。
「mtf_ma_in_color」は、移動平均線の傾きに応じて色が変わる移動平均線を表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
メインチャート上に表示しているインジケーターの数が多い方
移動平均線の傾きを簡単に確認できるようにしておきたい方
そういった方のためにこの記事では、「mtf_ma_in_color」について解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
mtf_ma_in_colorの概要
「mtf_ma_in_color」は、サブウィンドウに傾きによって色が変わる移動平均線を表示するMT4用のインジケーターで、傾きが上向きになっている間は移動平均線の色を緑に、逆に傾きが下向きになっている間は移動平均線の色を赤に、そして傾きが平坦になっている間は黄色で表示します。
また、このインジケーターはマルチタイムフレームに対応しているため、上位足の移動平均線を下位足のチャート上に表示することができます。
このインジケーターの特徴は、移動平均線をチャート上ではなくサブウィンドウに表示することで、価格との乖離率などが見づらくなるというデメリットはあるものの、メインチャートをあまりごちゃごちゃさせたくない人にとっては非常に便利なインジケーターかと思います。
トレンドの方向性や強弱を確認したり、押し目買いや戻り売りを狙ったりなどの使い方がある汎用性の高いインジケーターではないでしょうか。
mtf_ma_in_colorを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
mtf_ma_in_colorのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
mtf_ma_in_colorのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
TimeFrame |
時間足 初期値:0 インジケーターを算出する時間枠を設定します。 |
MAPeriod |
移動平均線の期間 初期値:14 価格に対する移動平均線の反応速度が変化します。 |
MA_Mode |
移動平均線の種類 初期値:1 移動平均線の種類を番号で指定します。 |
MAAppliedPrice |
移動平均線の適用価格 初期値:0 移動平均線の算出に用いる価格の種類を番号で指定します。 |
Draw4HowLongg |
描画範囲 初期値:1500 インジケーターを表示する期間を設定します。 |
「MA_Mode」は「dstr1」から「dstr8」に記載されている番号で、移動平均線の種類を指定する必要があり、「MAAppliedPrice」も同様に「p0」から「p6」に記載されている番号で、移動平均線の算出に用いる価格を指定します。
移動平均線の種類に、最小平方移動平均線(LSMA)やハル移動平均線(HMA)などの若干マイナーな移動平均線が用意されているのも嬉しいポイントですね。
まとめ
「mtf_ma_in_color」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。
上向きになっているときは緑色で表示される。
下向きになっているときは赤色で表示される。
平坦になっている時は黄色で表示される。
「mtf_ma_in_color」は、メインチャートをごちゃごちゃさせたくない方や、すでにメインチャート上に複数のインジケーターを表示している方に向いているインジケーターです。
移動平均線の傾斜を大まかに確認できればよいという場合であれば、十分使えるインジケーターなのではないでしょうか。