短期と長期の移動平均線のクロスをRSIによってフィルタリングしてシグナルを出すMT4インジケーター『sidus_v3』
更新日時:2019年11月04日 07:37「sidus_v3」は、2本の移動平均線とRSIをもとに、シグナルを矢印で表示するインジケーターです。
「sidus_v3」は、次のような方に向いています。
移動平均線のゴールデンクロス/デッドクロスを分析に取り入れている方
ゴールデンクロス/デッドクロスによるダマしのシグナルを減らしたい方
この記事では上記のような方のために、「sidus_v3」の使い方や設定方法について詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
sidus_v3の概要
「sidus_v3」は、チャート上に短期と長期の移動平均線を表示してそれらのゴールデンクロスとデッドクロスの際に、RSIによるフィルタリングを行った後にシグナルを出すインジケーターで、RSIによるフィルターがあるためシンプルながらも極力ダマしを少なくする工夫が凝らされています。
基本的には、短期移動平均線が長期移動平均線を下から突き抜けたときに上向きの水色矢印を、逆に短期移動平均線が長期移動平均線を上から突き抜けたときに下向きの黄色矢印を表示し、それらのクロスをRSIの値によってフィルタリングします。
シンプルなインジケーターですが、RSIの値を変更することによってさらにダマしを軽減でき、また矢印の表示はリペイントも無いため使い方次第ではかなり便利なインジケーターかと思います。
sidus_v3を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
sidus_v3のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
sidus_v3のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
FastEMA |
短期指数平滑移動平均線の算出期間 初期値:15 値を大きくすると短期指数平滑移動平均線の価格に対する反応が緩やかになります。 |
SlowEMA |
長期指数平滑移動平均線の算出期間 初期値:34 値を大きくすると長期指数平滑移動平均線の価格に対する反応が緩やかになります。 |
mamethod |
平滑化方法 初期値:3 算出方法によって移動平均線の価格に対する反応速度が変化します。 |
maprice |
適用価格 初期値:0 適用価格によって移動平均線の価格に対する反応が変化します。 |
RSIPeriod |
RSIの算出期間 初期値:8 値を大きくするほどRSIによるフィルタリング効果が強力になります。 |
Alerts |
アラートの有効/無効 初期値:false trueに設定するとアラート機能が有効になります。 |
「ex」から「ex2a」は、移動平均の算出方法や適用価格を設定する際の番号を表示したもので、インジケーターの動作に影響はありません。
「mamode」の設定に使用できる番号は、「ex」に記載されている番号で、0が単純移動平均、1が指数平滑移動平均、2が平滑移動平均、3が線形加重移動平均になっています。
「maprice」に設定できる番号は、「ex2」「ex2a」に記載されている番号で、0が終値、1が始値、2が高値、3が安値、4が中央価格、5がTP、6が加重価格になっています。
「RSIPeriod」の値を大きくすると、ダマしのシグナルを減らすことができる一方で、シグナルが発せられる頻度も少なくなりますので、相場によって調整した方が良いでしょう。
まとめ
「sidus_v3」を使用する際のポイントをまとめると以下のようになります。
ゴールデンクロスでは上向きの水色の矢印を表示。
デッドクロスでは下向きの黄色の矢印を表示。
RSIのそして期間を大きくするとフィルターの効果が高くなる。
「sidus_v3」は、移動平均線のゴールデンクロスやデッドクロスによるダマしのシグナルに、悩まされているという方に向いているインジケーターです。
また、ゴールデンクロスやデッドクロスによるノイズが、多く出る相場も活用できるのではないでしょうか。