T3移動平均線とローソク足が交差したポイントと方向を矢印で表示するMT4インジケーター「wajdyss_T3_indicator_v3」
更新日時:2020年09月09日 09:28T3とは三重指数平滑移動平均線のことで、指数平滑移動平均とvFactorという値をもとに算出される特殊な移動平均線で、Tim Tillsonによって考案されました。
「wajdyss_T3_indicator_v3」は、T3移動平均線とローソク足をもとにシグナルを発するインジケーターで、次のような方に向いています。
値動きの方向を確認したい方
T3移動平均線を使用したことがある方
上記のような方のためにこの記事では、「wajdyss_T3_indicator_v3」について解説します。
wajdyss_T3_indicator_v3の概要
インジケーターを起動すると矢印がチャート上に表示され、ローソク足がT3移動平均線を下から上に抜いた場合は上向きの黄緑色の矢印、反対にローソク足がT3移動平均線を上から下に抜いた場合は下向きの赤色の矢印が表示されます。
これらの矢印はローソク足の高値/安値にもとづくものではなく、始値と終値にもとづいて判定されます。
T3移動平均線にあまり馴染みがないという方は、「wajdyss_T3_indicator_v3」を試す前に一度、T3移動平均線に触れてみた方が、このインジケーターの挙動を理解しやすいかもしれません。
T3移動平均線を使用したことがある方であれば、操作に戸惑うことも少ないのではないかと思います。
wajdyss_T3_indicator_v3を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
wajdyss_T3_indicator_v3のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
wajdyss_T3_indicator_v3のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
MA_Period |
移動平均線の算出期間 初期値:14 T3移動平均線の算出期間を設定します。 |
b |
vFactor 初期値:0.7 T3移動平均線の平滑化因数を設定します。 |
Note1 |
-------------- |
alert |
アラートの有効/無効 初期値:true falseに設定するとアラートが無効になります。 |
file |
アラートの音声ファイル名 初期値:alert.wav アラートが発せられた時に再生する音声ファイルを指定します。 |
Note2 |
-------------- |
TextSize |
テキストサイズ 初期値:14 文字のサイズを設定します。 |
TextColor1 |
テキスト1の色 初期値:White テキスト1の表示色を設定します。 |
TextColor2 |
テキスト2の色 初期値:Yellow テキスト2の表示色を設定します。 |
TextColor3 |
テキスト3の色 初期値:Aqua テキスト3の表示色を設定します。 |
TextColor4 |
テキスト4の色 初期値:Red テキスト4の表示色を設定します。 |
「MA_Period」は、T3移動平均線の算出期間を設定するための項目です。
短い期間に設定すると移動平均線の反応速度が速くなり、長い期間に設定すると遅くなります。
「b」はT3移動平均線の加速因数を設定するための項目で、設定した値に応じて移動平均線の感度が変化します。
まとめ
「wajdyss_T3_indicator_v3」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
T3移動平均線とローソク足が交差すると矢印を表示する。
ローソク足がT3移動平均線を下から上に抜いた場合は上向きの黄緑色の矢印を表示する。
ローソク足がT3移動平均線を上から下に抜いた場合は下向きの赤色の矢印を表示する。
「wajdyss_T3_indicator_v3」は、価格が上昇傾向にあるのか下降傾向にあるのかを分析したい方に向いているインジケーターです。
ローソク足とT3移動平均線の交差をシグナルとして使用した場合の優位性については不明ですので、実際の取引で使用する前に充分なテストを行うことをおすすめします。