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SMAやEMAよりも平滑で滑らかな移動平均線MT4インジケーター『三角移動平均線(TMA)』

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TMA画像

「三角移動平均線(TMA)」は、2重に平滑化して算出される移動平均線で、単純移動平均や指数平滑移動平均線よりも、滑らかなラインが表示されるのが特徴です。

「三角移動平均線(TMA)」は、次のような方に向いています。

  1. ノイズが少ない移動平均線を探している方

  2. 価格への反応速度を重視しない方

こういった方のために、「三角移動平均線(TMA)」の特徴やパラメーターの設定方法について解説していきます。

  1. 三角移動平均線(TMA)の概要
  2. 三角移動平均線(TMA)を表示する方法
  3. 三角移動平均線(TMA)のパラメーター解説
  4. まとめ

三角移動平均線(TMA)の概要

三角移動平均線とは、英語名Triangular Moving AverageでTMAと略され、移動平均の移動平均のことで、つまり単純移動平均を計算した後にさらにその値の移動平均を計算したものです。

「三角移動平均線(TMA)」の算出方法は以下の通りです。

SMA = N期間の単純移動平均

三角移動平均線(TMA) = SMAのN期間単純移動平均

「三角移動平均線(TMA)」は、上記のような方法で2重に単純移動平均して算出されます。

画像(赤線は30EMA、青線は30TMA)のように、TMAは他の移動平均線よりも平滑で緩やかな線を描くためボラティリティーの高い相場でもノイズが少ないという特徴があります。

しかし、加重移動平均線のように直近の価格に比重を置いているわけではないため、反応は敏感ではありません。

三角移動平均線(TMA)を表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

三角移動平均線(TMA)のダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

三角移動平均線(TMA)

MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT4でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

三角移動平均線(TMA)のパラメーター解説

TMAパラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「三角移動平均線(TMA)」のパラメーターは算出期間を設定する項目と、適用価格を設定する項目で構成されています。

入力項目 入力内容

Periods

三角移動平均線の算出期間

初期値:30

値を大きくすると三角移動平均線の表示が滑らかになります

ApplyTo

適用価格

初期値:0

価格に対する移動平均線の反応の仕方が変化します

「ApplyTo」では、三角移動平均の算出に用いる価格を、番号で指定する必要があります。

0が終値、1が始値、2が高値、3が安値、4が中央価格((高値+安値)/2)、5がTP((高値+安値+終値)/3)、6が加重価格((高値+安値+終値+終値)/4)にそれぞれ対応しています。

「Periods」の値を大きくすると移動平均線の表示も滑らかになりますが、価格への反応も鈍くなりますので留意しておきましょう。

まとめ

「三角移動平均線(TMA)」の特徴とパラメーターの設定方法について解説しましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。

  1. 三角移動平均線は、単純移動平均線や指数平滑移動平均線よりもノイズが少ない

  2. 価格への反応は鈍い

  3. 適用価格は番号で指定する必要がある

「三角移動平均線(TMA)」は、ノイズが少ない移動平均線を、探している方に向いているインジケーターです。

単純移動平均線のノイズに悩まされている方は、一度試してみると良いかもしれません。