AO・AC・MACDのシグナルを矢印で表示するMT4インジケーター「Williams_Inds」
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テクニカルインジケーターにはそれぞれ欠点と長所があるため、複数のインジケーターを一緒に使用している方も多いのではないでしょうか。
「Williams_Inds」は次のような方に向いています。
複数のインジケーターの方向が一致していることを確認したい方
値動きの方向を分析したい方
この記事では「Williams_Inds」について解説します。
Williams_Indsの概要
「Williams_Inds」は、MACD・Awesome Oscillator・Accelerator Oscillatorをベースにしたインジケーターですが、これらのインジケーターそのものはチャート上に表示させずに、各インジケーターの発するシグナルのみを表示します。
インジケーターを起動するとチャート上に、各インジケーターが示す値動きの方向が矢印で表示され、ダブルクリックすることで表示位置の調整も可能です。
ベースになっているインジケーターそのものは表示されないため、エントリーのタイミングを計る用途には向いていません。
Williams_Indsを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Williams_Indsのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Williams_Indsのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
note1 |
Parameters of MACD |
FastEMA |
高速EMA算出期間 初期値:12 高速指数平滑移動平均の算出期間を設定します。 |
SlowEMA |
低速EMA算出期間 初期値:26 低速指数平滑移動平均の算出期間を設定します。 |
SignalSMA |
平滑化期間 初期値:9 平滑期間を設定します。 |
note2 |
Coordinates |
X |
水平方向へのシフト 初期値:30 矢印の表示位置が左右に移動します。 |
Y |
垂直方向へのシフト 初期値:0 矢印の表示位置が上下に移動します。 |
H |
価格からの距離 初期値:0 価格からの距離を設定します。 |
note3 |
Colors, two themes |
RectClr |
枠の色 初期値:Gray 枠の表示色を設定します。 |
TxtClr |
文字の色 初期値:White 文字の表示色を設定します。 |
UpClr |
上昇矢印の色 初期値:Lime 上昇矢印の表示色を設定します。 |
DnClr |
下降矢印の色 初期値:Red 下降矢印の表示色を設定します。 |
White_Chart_Theme |
ホワイトカラーテーマの有効/無効 初期値:True falseに設定するとホワイトカラーテーマが無効になります。 |
RectClr1 |
枠の色1 初期値:Gray 枠 1の表示色を設定します。 |
TxtClr1 |
文字の色1 初期値:Maroon 文字1の表示色を設定します。 |
UpClr1 |
上昇矢印の色1 初期値:Green 上昇矢印1の表示色を設定します。 |
DnClr1 |
下降矢印の色1 初期値:Red 下降矢印1の表示色を設定します。 |
「FastEMA」「SlowEMA」「SignalSMA」は、MACD用のパラメーターです。
設定した値に応じてMACDの反応速度が変化します。
MACDを使用したことのある方であれば、パラメーターの設定で戸惑うこともないかと思います。
「UpClr」は上昇矢印、「DnClr」は下降矢印の表示色を設定するための項目です。
矢印が見にくい場合は表示色を変更しましょう。
まとめ
「Williams_Inds」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
MACD・Awesome Oscillator・Accelerator Oscillatorをベースにしている。
各オシレーターの示す方向を矢印で表示する。
「Williams_Inds」は、複数のオシレーターの方向が一致していることを確認したい方に向いているインジケーターです。
このインジケーター単体でエントリーのタイミングは計れないので、ほかのインジケーターと組み合わせて使用しましょう。