Gartleyパターンを検出しアラート通知するMT4インジケーター「ZUP_WRR_INFO_v02」
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相場に特定のパターンが形成されたことを、知らせてくれるインジケーターがあれば考えたことないでしょうか。
「ZUP_WRR_INFO_v02」は次のような方に向いているインジケーターです。
Gartleyパターンを狙って取引している方
パターンの形成をアラートで知らせてくれるインジケーターを探している方
この記事では「ZUP_WRR_INFO_v02」について詳しく解説します。
ZUP_WRR_INFO_v02の概要
「ZUP_WRR_INFO_v02」は、ハーモニックパターンにもとづいたシグナルを表示し、アラートで通知するインジケーターです。
「ZUP_WRR_INFO_v02」のシグナルに使用されているのはGartleyパターンと呼ばれるものです。
Gartleyはダブルトップやダブルボトム状のパターンで、ABとCDという2本のラインによって定義される波動にもとづいています。
このインジケーターを表示するためには、チャート上で右クリックし「表示中のインジケーター」→「ZUP_WRR_INFO_v02」→「全般」→「DLLの使用を許可する」にチェックをつける必要があるので留意しておきましょう。
ZUP_WRR_INFO_v02を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
ZUP_WRR_INFO_v02のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
ZUP_WRR_INFO_v02のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
パラメーターの設定項目は全部で35項目あり、8つカテゴリーに分けられています。
項目が多いため煩雑そうに思えるかもしれませんが、初期設定のままでもあまり不便は感じないかと思います。
入力項目 | 入力内容 |
01 |
主要設定 |
AllAlertsOFF |
すべてのアラートをオフ 初期値:false trueに設定するとすべてのアラートがオフになります。 |
Corner |
コーナー 初期値:bl インジケーターの情報を表示する箇所を指定します。 |
OffsetTopBottom |
上下の調整 初期値:0 表示位置が上下に移動します。 |
OffsetLeftRight |
左右の調整 初期値:0 表示位置が左右に移動します。 |
WindowNumber |
表示ウィンドウ 初期値:0 インジケーターを表示するウィンドウを設定します。 |
ScreenShotWhenPatternChange |
パターン変化の通知 初期値:false trueに設定するとパターンが変化した時にスクリーンショットを撮影します。 |
02 |
他のアラート設定 |
PatternAlertON |
パターンアラート 初期値:true trueに設定するとパターンが現れた時にアラートで通知します。 |
FailedPatternAlertON |
パターン終了アラート 初期値:true trueに設定するとパターンが崩れた時にアラートで通知します。 |
NoPatternAlertON |
パターン無しの通知 初期値:true trueに設定するとパターンが存在しないことをアラートで通知します。 |
03 |
Dポイントの角に関する設定 |
RectangleInBackground |
背景 初期値:true trueに設定するとパターンをチャートの背景に表示します。 |
RectangleColour |
パターンの色 初期値:DarkGray パターンの表示色を設定します。 |
04 |
GartleyのFib Expansionに関する設定 |
ShowABeqCD_FibExpGartley |
AB・CDのFib Expansion 初期値:true trueに設定するとAB・CDのFib Expansionを表示します。 |
RemoveFibExpGartley_if_FAIL |
AB・CDのFib Expansionの終了 初期値:false trueに設定するとAB・CDのFib Expansionのパターンが崩れたら非表示にします。 |
ABeqCD_FibExpGartleyColour |
パターンの色 初期値:Red AB・CDのFib Expansionのパターンの表示色を設定します。 |
05 |
スクリーンショットに関する他の設定 |
ScreenShotWidth |
スクリーンショットの幅 初期値:1088 スクリーンショットの幅を設定します。 |
ScreenShotHeight |
スクリーンショットの高さ 初期値:612 スクリーンショットの高さを設定します。 |
06 |
ラベルの表示に関する設定 |
AllLabelsOFF |
すべてのラベルを非表示 初期値:false trueに設定するとすべてのラベルが非表示になります。 |
PatternAndFileNameLabel_1_ON |
パターン名のラベルを表示 初期値:true falseに設定するとパターン名が非表示になります。 |
DisplayFileNameInLabel_1 |
ディスプレイファイル名のラベルを表示 初期値:true falseに設定するとディスプレイファイル名が表示になります。 |
RiskAndRangeLabel_2_ON |
リスク&レンジのラベルを表示 初期値:true falseに設定するとリスク&レンジのラベルが非表示になります。 |
ShowScreenShotsOnLabel_3_ON |
スクリーンショットのラベル表示 初期値:true falseに設定するとスクリーンショットラベルが非表示になります。 |
07 |
他のラベルに関する設定 |
FontSize |
フォントの大きさ 初期値:10 テキストの大きさを設定します。 |
FontType |
フォントの種類 初期値:Arial Black テキストのフォントを設定します。 |
FontColour |
フォントの色 初期値:DarkOrange テキストの表示色を設定します。 |
LabelsInBackground |
ラベルを背景表示 初期値:false trueに設定するとラベルを背景として表示します。 |
SpaceBetweenLines |
行間の幅 初期値:4 行間を設定します。 |
08 |
コメントの設定 |
ShowFileNameInComment |
コメントの表示 初期値:false trueに設定するとコメントが表示されます。 |
「AllAlertsOFF」は、すべてのアラートを無効にするための項目で、trueに設定するとすべてのアラートが無効になります。
「Corner」はインジケーターの情報を表示する位置を設定するための項目です。
「tl」に設定するとチャート左上、「tr」は右上、「bl」は左下、「br」に設定すると右下に表示されます。
パターンごとにアラートの有無を設定できるので、不要なものは無効にしておくと良いでしょう。
まとめ
「ZUP_WRR_INFO_v02」の特徴をまとめると以下のようになります。
ハーモニックパターンにもとづいたシグナルを表示する。
パターンが形成されるとアラートで通知する。
Gartleyパターンをもとにトレードをしているという方にとっては、便利なインジケーターなのではないでしょうか。
ハーモニックパターンにあまり慣れていない方が、ハーモニックパターンを学ぶ目的で試してみるのも良いのではないかと思います。
どの程度の精度でパターンを検出できるのかは未知数ですが、実際のトレードで使用する場合は充分にテストを重ねた上で使用するようにしましょう。