移動平均線とYangTraderのシグナルを矢印で表示するMT4インジケーター「YangTraderMain」
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エントリーのシグナルをチャート上に表示してくれるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「YangTraderMain」は、シグナルを矢印で表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
エントリーのタイミングを分析したい方
エントリーする方向を分析したい方
この記事では「YangTraderMain」について詳しく解説します。
YangTraderMainの概要
「YangTraderMain」は「YangTrader」というウィリアムズ%Rに似た方法で算出されるオシレーターをベースにしたインジケーターで、YangShuによって開発されました。
インジケーターを起動すると水色の実線で移動平均線が表示され、YangTraderによってシグナルが発せられた箇所には、エントリーの方向を示す矢印が表示されますが、YangTrader自体は表示されません。
YangTraderが買われ過ぎ水準を上回った後、この水準を下抜けた場合、売りを意味する赤色の下向きの矢印をチャート上に表示します。
反対に売られ過ぎ水準を下回った後、この水準を上抜けた場合、買いを意味する水色の上向きの矢印をチャート上に表示します。
エントリーの方向を矢印で表示するため、シグナルが分かりやすいインジケーターなのではないかと思います。
YangTraderMainを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
YangTraderMainのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
YangTraderMainのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「YangTraderMain」のパラメーターは、3つの項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
period |
算出期間 初期値:34 インジケーターの算出期間を設定します。 |
TimeWindow |
価格の検出期間 初期値:34 高値/安値を検出する期間を設定します。 |
Sensitive |
感度 初期値:8 インジケーターの感度を調整します。 |
「period」は算出期間を設定するための項目で、大きな値に設定するほどラインの表示が滑らかになります。
「Sensitive」は感度を設定するための項目で、設定した値に応じて矢印が表示される頻度が変化します。
小さな値に設定すると矢印が表示される頻度が高くなる一方で、ノイズも多くなるので変更する際は注意しましょう。
まとめ
「YangTraderMain」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
YangTraderがベースになっている。
赤色の下向きの矢印は売りシグナル。
水色の上向きの矢印は買いシグナル。
「YangTraderMain」は、エントリーのタイミングと方向を分析したい方に向いているインジケーターです。
「YangTraderMain」のベースになっているYangTraderは、ウィリアムズ%Rのようにメジャーなオシレーターではないため、実際の取引でどの程度使用できるのかは不明です。
そのため、実際の取引で使用する前に、どの程度の精度でシグナルを発するのかを、確認した上で使用することをおすすめします。