ステップ状に価格に追従するラインを表示するMT4インジケーター「StepMA_v2」

更新日時：2020年12月27日 23:50

トレンドの有無を確認できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。

「StepMA_v2」は、ステップ状に変化するラインを表示するインジケーターで、次のような方に向いています。

1. トレンドの有無を確認したい方

2. ノイズを取り除いた値動きを確認したい方

この記事では「StepMA_v2」について詳しく解説します。

1. StepMA_v2の概要
2. StepMA_v2を表示する方法
3. StepMA_v2のパラメーター解説
4. まとめ

StepMA_v2の概要

「StepMA_v2」を起動するとチャート上に赤色のラインが表示されます。

レンジ相場ではラインが水平に表示され、トレンドが発生すると価格に追従します。

「StepMA_v2」の算出方法は以下の通りです。

dK＝1＋（「PeriodWATR」－直近のバーの数）/「PeriodWATR」

AvgRange＝1つ前のAvgRange＋dK×（高値－安値）の絶対値

WATR＝AvgRange/「PeriodWATR」

smax＝終値＋2✕「StepSize」✕0.00001（円クロスの場合は0.001）

smin=終値ー2✕「StepSize」✕0.00001（円クロスの場合は0.001）

終値＞smaxの場合はtrend=1

終値＜sminの場合はtrend=－1

trend＞0かつ直近のsmin＜1つ前のsmin1の場合、smin1=1つ前のsmin

trend＜0かつ直近のsmax＜1つ前smaxの場合、smax=1つ前のsmax

trend＜0の場合、StepMA_v1＝直近のsmin＋「StepSize」✕0.00001（円クロスの場合は0.001）

trend＜0の場合、StepMA_v1＝直近のsmax－「StepSize」✕0.00001（円クロスの場合は0.001）

パラメーターの「HighLow」を1以上に設定すると、trendの判定に高値と安値が使用されます。

StepMA_v2を表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

StepMA_v2のパラメーター解説

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「PeriodWATR」は算出期間を設定するための項目で、小さな値に設定すると短期的なAvgRangeを算出します。

「Kwatr」は、stepzizeの係数を設定するための項目で、大きな値に設定すると小さな価格の変化は無視されます。

「HighLow」はトレンドの判定に用いる価格を設定するための項目です。

0に設定した場合は終値、1以上に設定すると高値と安値が使用されます。

まとめ

「StepMA_v2」の特徴をまとめると以下のようになります。

1. ステップ状に価格に追従するラインを表示する。

2. 設定した値より価格の変化が小さい場合は水平なラインを表示する。

「StepMA_v2」は、トレンドの有無を確認したい方に適したインジケーターです。

レンジ相場とトレンド相場を選別しやすくなるので、判断に迷った時に使用すると良いでしょう。