移動平均線同士の位置関係にもとづくオシレーターを表示するMT4インジケーター「VininI_Trend_LRMA」
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移動平均線をベースにしたトレンド系のインジケーターを試してみたいと考えたことないでしょうか。
「VininI_Trend_LRMA」は、移動平均線同士の位置関係をもとに、価格が向かっている方向をオシレーターとして表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
トレンドの方向を分析したい方
移動平均線をよく使用する方
以上のような方のために記事では、「VininI_Trend_LRMA」について解説します。
VininI_Trend_LRMAの概要
「VininI_Trend_LRMA」を起動するとオレンジ色のヒストグラムが表示されます。
「VininI_Trend_LRMA」は、以下の方法によって算出されます。
LRMA=3×N期間線形加重移動平均-2×N期間単純移動平均
sum=0、j=0の状態から計算を開始し、jは計算開始から1ずつ増加。
「MA_Close」期間LRMAが(「MA_Start」+j×「MA_Step」)期間LRMAより高い場合は、前のSumの値に1を加える。
「MA_Close」期間LRMAが(「MA_Start」+j×「MA_Step」)期間LRMA以下の場合は、前のsumの値から1を引く。
sc=sum/MA_Count
VininI_Trend_LRMA=3×(scの「SignalSMA」期間線形加重移動平均)-2×(「SignalSMA」期間単純移動平均)
インジケーターの値がプラス圏で推移している場合は、現在の相場が上昇トレンドに入っている可能性を示唆し、マイナス圏で推移している場合は、下降トレンドに入った可能性を示唆しています。
レンジ相場では、ノイズも多くなる傾向にありますので注意しましょう。
VininI_Trend_LRMAを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
VininI_Trend_LRMAのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
VininI_Trend_LRMAのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
MA_Start |
WPRの最小期間 初期値:10 WPRを平滑化する最小期間を設定します。 |
MA_Step |
WPRのステップ 初期値:10 WPRの平滑化期間を増加させる間隔を設定します。 |
MA_Count |
WPRの算出回数 初期値:50 WPRの平滑化期間を増加させる回数を設定します。 |
MA_Mode |
平滑化方法 初期値:0 平滑化に用いる移動平均の種類を設定します。 |
MA_Close |
比較用LRMA算出期間 初期値:1 比較用移動平均線期間を設定します。 |
SignalSMA |
シグナル平滑化期間 初期値:3 シグナルの平滑化期間を設定します。 |
Limit |
表示期間 初期値:1440 インジケーターを表示する期間を設定します。 |
LRMA_On |
LRMAの有効/無効 初期値:true falseに設定するとLRMAが無効になります。 |
「SignalSMA」は、シグナル平滑化期間を設定するための項目で、期間を長くするほどシグナルのノイズが少なくなります。
「LRMA_On」は、LRMAの有効/無効を設定するための項目です。
初期設定では有効になっていますが、パラメーターをfalseに変更して無効にすることもできます。
「LRMA_On」をfalseに設定した場合はscを単純移動平均した値でヒストグラムが表示されます。
まとめ
「VininI_Trend_LRMA」の特徴をまとめると以下のようになります。
移動平均線同士の位置関係をもとに値動きの方向を表示する。
プラス圏で推移している場合は、現在の相場が上昇トレンドに入っている可能性を示唆している。
マイナス圏で推移している場合は、下降トレンドに入った可能性を示唆している。
「VininI_Trend_LRMA」は、トレンドの方向を分析したい方に向いているインジケーターです。
トレンドフォロー系の手法を使用している方であれば、活用できる場面があるのではないでしょうか。