FXで何やっても勝てなくて、やったコト

トランプ大統領、保護主義的な方針表明でドル安

更新日時:

3月1日の為替市場では、トランプ米大統領が鉄鋼に25%、アルミに10%の関税を課す方針を表明したことを受け、貿易摩擦への不安が広がり、ドルが売られる展開となりました。

パウエルFRB(米連邦準備理事会)議長は上院銀行委員会で証言し、米経済が過熱している兆候はなく、労働市場には依然改善の余地があり得るとの認識を示しましたが、市場では27日の下院での証言よりもタカ派的姿勢が多少トーンダウンしたとの声が聞かれています。

また、ダドリー米ニューヨーク連銀総裁は今年4回の利上げが行われた場合、それは依然『緩やか』な引き締めを意味するとの考えを示しています。

ドル/円

ドル円日足チャート2018年03月02日
ドル円1時間足チャート2018年03月02日

日足

1時間足

※タブで日足・1時間足を切り替えられます。

ドル/円の値動き

始値:106.654

高値:107.196

安値:106.156

終値:106.212

-44.2pips(高値から安値:104.0pips)

ドル/円のレジスタンスライン

107.823

赤の極太のライン

107.760

ピンクの極太のライン

107.560

ピンクの点線のライン

107.424

ピンクの点線のライン

107.308

ピンクの極太のライン

107.177

ピンクの点線のライン

107.102

ピンクの点線のライン

107.062

ピンクの点線のライン

106.668

赤の点線のライン

106.613

赤の点線のライン

106.483

赤の点線のライン

※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。

※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。

ドル/円のサポートライン

106.108

青の極太のライン

106.018

青の点線のライン

※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。

※太字のモノは日足レベルのサポートライン。

ドル/円の解説

【日足】

ドル円の日足の形状は、実体よりも上ヒゲの方が長い陰線となりました。

日足の波は下落トレンドの状態にあります。

『106.108』のサポートラインと『107.823』のレジスタンスラインに挟まれたエリアの中での値動きが継続しており、昨日の下落によって『106.108』のサポートライン近辺での値動きになっています。

『106.108』のサポートラインを下抜いて下落トレンドが継続していくのか?『106.108』のサポートラインから反発してダブルボトムを目指すのか?を見ていく相場になりそうです。

【1時間足】

NY時間序盤までは上昇傾向の値動きとなりました。

107円少し上くらいから売りが入って下落していますが、『107.102』・『107.177』といった白い波の戻り高値ラインが機能した形になっています。

チャートの中にどういう波を把握しているか?という視点で見れば、白い波の上昇トレンドを崩したのはピンクの楕円の部分、青い波の下落トレンドが継続したのは緑の楕円の部分ですので、波だけを見て(日足のサポートラインとの距離を無視して)売るのであれば、白の波・青の波の方向性が合致したピンクの楕円・緑の楕円のあたりということになります。

『107.102』・『107.177』にレジスタンスラインがある以上、逆張りで売ることは不可能ではありませんが、現実的にここを売れたか?と言えば少し難しかったのではないかと思います。

ユーロ/円

ユーロ円日足チャート2018年03月02日
ユーロ円1時間足チャート2018年03月02日

日足

1時間足

※タブで日足・1時間足を切り替えられます。

ユーロ/円の値動き

始値:130.032

高値:130.782

安値:129.751

終値:130.267

+23.5pips(高値から安値:103.1pips)

ユーロ/円のレジスタンスライン

133.086

赤の極太のライン

133.060

ピンクの点線のライン

133.013

ピンクの点線のライン

132.992

ピンクの点線のライン

132.728

ピンクの点線のライン

132.326

赤の極太のライン

132.172

赤の点線のライン

132.054

ピンクの点線のライン

131.707

赤の点線のライン

131.405

赤の点線のライン

131.292

赤の極太のライン

131.143

赤の点線のライン

130.582

ピンクの点線のライン

※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。

※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。

ユーロ/円のサポートライン

129.875

青の点線のライン

※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。

※太字のモノは日足レベルのサポートライン。

ユーロ/円の解説

【日足】

ユーロ円の日足の形状は、上下ともにヒゲがあり上ヒゲが長めの小陽線となりました。

日足の波形はオレンジの波、白い波ともに上昇トレンドの形状をくずし、その余勢をかって下落中という状況にあります。

『129.603』のサポートラインと『131.292』のレジスタンスラインに挟まれたエリアに入り込んでおり、当面は2月の頭から始まった一方的な下落の流れがどこで止まるのかを見ていくということになりそうです。

【1時間足】

昨日は130円をまたいでの値動きとなりました。

日足のサポートラインに絡んだ値動きではありませんでしたが、130円というプライスは心理的な節目となるプライスということで、値頃感で買うという参加者もいるのではないかと思うのですが、130円をまたいで方向感のない値動きとなっています。

上下共に日足のサポレジには少し距離のあるレベルでもあり、少しやりにくい感じになってきています。昨日の記事でも少し書いたのですが、売っている人は130円で一旦利食っておいても良いかと思います。

ユーロ/ドル

ユーロドル日足チャート2018年03月02日
ユーロドル1時間足チャート2018年03月02日

日足

1時間足

※タブで日足・1時間足・短期足を切り替えられます。

ユーロ/ドルの値動き

始値:1.21915

高値:1.22724

安値:1.21538

終値:1.22643

+72.8pips(高値から安値:118.6pips)

ユーロ/ドルのレジスタンスライン

1.23476

ピンクの点線のライン

1.23450

ピンクの点線のライン

1.23399

ピンクの点線のライン

1.22888

赤の点線のライン

1.22873

赤の点線のライン

※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。

※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。

ユーロ/ドルのサポートライン

1.22351

緑の点線のライン

1.22146

緑の点線のライン

1.21962

青の点線のライン

1.21830

青の極太のライン

1.21679

青の点線のライン

1.21646

青の点線のライン

ユーロ/ドルの解説

【日足】

ユーロドルの日足の形状は、陽線となりました。

日足のサポートラインであった『1.22441』を明確に下抜け、ダブルトップを形成、ネックラインを下抜けたという状況で寄り付きましたが、すぐその下の『1.21830』のサポートラインから反発、『1.22441』がサポレジ転換しなかったという値動きとなっています。

昨日の記事でも書いたように『1.21830』のサポートラインの存在によって、ネックラインを下抜けしたとはいえ売り難かったわけですが、次はプルバックで売ろうと考えている勢力VS『1.21830』を背に買ってくる勢力という構図になろうかと思います。

【1時間足】

いくつかの波が把握できる状況にありますが、短期の波としては白い波・青い波の2つの波を認識できるのではないかと思います。

青い波についてはラス戻り高値までまだ距離があり、トレンド転換云々を考える段階にありませんが、白い波に関しては昨日の値動きの中でラス戻り高値(白い水平線)を上抜き、トレンドが転換しています。

問題はここを買うかどうか?ということになるわけですが、買いを考える場合には次のような点を意識して買うということになろうかと思われます。

1. 日足のサポートライン『1.21830』に近い位置でのトレンド転換であること

2. 1時間足の青い波のラス戻り高値まで距離があること

白い水平線をブレイク後のプルバックで買うとした場合、売りが入る可能性を考えると日足のダブルトップのネックラインであった『1.22441』がサポレジ転換して売りが入ることを最も警戒しなければなりません。

プルバックが入る前の白い波の波形を見ると『1.21679』の下に損切りを置きたくなりますが、そうすると『1.22441』までの距離を勘案するとリスクリワードが1:1程度のトレードとなる可能性があり、やや買いにくいということは言えたのではないかと思います。

メリット・デメリットともにあったエントリーポイントであったと言えますが、トレードというものはどこかでリスクを取らないといけないものですので、ここを買うのが絶対ダメか?と言えば、そこまでダメなエントリーというわけではなく、メリットの方がより強いと考えるのであれば打診買いをしても良かったということは言えます。

しかし、青い波は下向きであるので、短期売買をするという前提での買いですので、そこがしっかりと見えているということが前提となります。

本日発表の経済指標等

本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。

06:45【ニュージーランド】1月住宅建設許可件数(前月比)

08:30【日本】2月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)

08:30【日本】1月失業率

08:30【日本】1月有効求人倍率

08:50【日本】2月マネタリーベース(前年同月比)

09:00【英国】カーニー英中銀(BOE)総裁、発言

18:30【英国】2月建設業購買担当者景気指数(PMI)

19:00【ユーロ】1月卸売物価指数(PPI)(前月比)

19:00【ユーロ】1月卸売物価指数(PPI)(前年同月比)

22:30【カナダ】12月月次国内総生産(GDP)(前月比)

22:30【カナダ】10-12月期四半期国内総生産(GDP)(前期比年率)

24:00【米国】2月ミシガン大学消費者態度指数・確報値