ローソク足の幅とボリュームの増減に応じて7種類のメッセージを表示するMT4インジケーター「VSA_Text」
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ボリュームを考慮して、相場の力関係を分析する方法がないだろうかと考えたことはないでしょうか。
「VSA_Text」は、ボリュームとローソク足の幅に応じたメッセージをチャート上に表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
買いと売りの力関係を分析したい方
ボリュームを考慮して取引している方
以上のような方のためにこの記事では、「VSA_Text」について解説します。
VSA_Textの概要
インジケーターを起動すると、ローソク足の上に現在の状態を示すテキストが、バーに沿って縦に表示されます。
「VSA_Text」が表示するメッセージは全部で7種類あり、各メッセージの意味は以下の通りです。
UPTHRUST=価格が押し上げられている状態。
No Demand Bar=上昇トレンドが減速している状態。
Stopping Volume=トレンドに逆らった圧力が高まっている可能性を示唆。
Reverse UPTHRUST=上昇圧力が転換する可能性を示唆。
NO Supply Bar=下降トレンドが減速している可能性を示唆。
Effort To Move Up=上昇圧力が掛かっている状態。
Effort To Move Down=下降圧力が掛かっている状態。
インジケーターの開発者は、ボリュームを表示できるインジケーターと組合わせて使用することを推奨しています。
インジケーターを削除した後もメッセージは残りますが、「表示中のライン等」から削除できますので、不要になったメッセージはまとめ削除しましょう。
VSA_Textを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
VSA_Textのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
VSA_Textのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「VSA_Text」のパラメーターは、3つの項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
SpreadPeriod |
価格平均の算出期間 初期値:20 ローソク足の値幅の平均を算出する期間を設定します。 |
VolumePeriod |
ボリュームの平均の算出期間 初期値:20 ボリュームの平均を算出する期間を設定します。 |
TextColor |
テキストの色 初期値:Orange テキストの表示色を設定します。 |
「SpreadPeriod」は、価格の平均を算出する期間を設定するための項目で、大きな値に設定すると長期的な値動きがインジケーターに反映されます。
「VolumePeriod」は、ボリュームの平均を算出する期間を設定するための項目で、大きな値に設定すると長期的なボリュームの変化がインジケーターに反映されます。
「TextColor」は、テキストの表示色を設定するための項目です。
必要に応じて見やすい色に変更すると良いでしょう。
まとめ
「VSA_Text」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
ボリュームとローソク足の状態をメッセージで表示する。
インジケーターを削除した後もメッセージは残る。
「VSA_Text」は、買いと売りの力関係を分析したい方に向いているインジケーターです。
ボリュームとローソク足の状態をメッセージで表示し、現在の相場にどのような圧力がかかっているのかを把握しやすくなるので、ボリュームと値動きの関係を分析したい方にとっても、便利なインジケーターなのではないでしょうか。