DMIと移動平均線をもとにトレンドの始まりを分析するMT4インジケーターを表示する「tmagiq」
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トレンド相場の始まりを分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「tmagiq」は、算出期間の異なる3本の移動平均線とDMIをもとにして、トレンドの始まりとその方向を分析するためのインジケーターで、次のような方に向いています。
トレンドが発生したかどうかを分析したい方
トレンドの方向を分析したい方
そういった方のためにこの記事では、「tmagiq」について解説します。
tmagiqの概要
「tmagiq」を起動すると、サブウィンドウ上に2本のラインが表示され、SGラインがオレンジ、BSラインがグレーで表示されます。
「tmagiq」の算出方法は以下の通りです。
DI=(DMIの+DI)-(DMIの-DI)
MA1=「FastMA」期間単純移動平均線
MA2=「MidMA」期間単純移動平均線
MA3=「SlowMA」期間単純移動平均線
Buf=((MA1-MA2)の絶対値+(MA2-MA3)の絶対値+(MA1-MA3)絶対値)×(DI/現在レートの小数点以下の桁数)
SG=「SlowingSMA」期間単純移動平均線
BS=「SlowingLWMA」期間線形加重移動平均線
「tmagiq」がプラス圏で増加している場合は、相場に上昇トレンドが発生した可能性を示唆しています。
反対にマイナス圏で減少している場合は、相場に下降トレンドが発生した可能性を示唆しています。
トレンド発生時と比較すると、レンジ相場では「tmagiq」の振幅は小さくなる傾向にあり、ある程度ノイズも発生しますので注意しましょう。
tmagiqを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
tmagiqのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
tmagiqのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
FastMA |
短期単純移動平均算出期間 初期値:8 短期単純移動平均線の算出期間を設定します。 |
MidMA |
中期単純移動平均線算出期間 初期値:16 中期単純移動平均線の算出期間を設定します。 |
SlowMA |
長期単純移動平均線算出期間 初期値:25 長期単純移動平均線の算出期間を設定します。 |
SlowingSMA |
スローイング単純移動平均算出期間 初期値:3 スローイング単純移動平均線の算出期間を設定します。 |
SlowingLWMA |
スローイング線形加重移動平均線算出期間 初期値:8 スローイング線形加重移動平均線の算出期間を設定します。 |
「tmagiq」のパラメーターは、各移動平均線の算出期間を設定するための項目で構成されており、設定した値に応じてそれぞれの移動平均線の価格に対する反応速度が変化します。
大きな値に設定すると価格に対する反応は緩やかになり、小さな値に設定すると値動きへの反応が俊敏になります。
まとめ
「tmagiq」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
3本の移動平均線とDMIがベースになっている。
インジケーターの値がプラス圏で推移している場合、上昇トレンドが発生した可能性を示している。
インジケーターの値がマイナス圏で推移している場合、下降トレンドが発生した可能性を示している。
レンジ相場ではノイズが多くなる。
「tmagiq」は、トレンドの始まりを捉えたい方に向いているインジケーターです。
先述の通り、レンジ相場や方向感のない相場では、ノイズが多くなる傾向にあるので使用する際は注意しましょう。
トレンドの始まりを分析したい方にとっては、試してみる価値のあるインジケーターなのではないでしょうか。