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偏差とATRをもとにエンベロープを表示するMT4インジケーター「TrendEnvelopes_v1」

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TrendEnvelopes_v1スクリーンショット

エンベロープは、移動平均線から一定の間隔をあけた水準にラインを表示するインジケーターで、ボラティリティに関係なく一定の幅で表示されます。

「TrendEnvelopes_v1」は、ボラティリティに応じて幅が変化するエンベロープで、次のような方に向いています。

  1. ボラティリティの変化が激しい相場で取引している方

  2. エンベロープをよく使用する方

この記事では上記のような方のために、「TrendEnvelopes_v1」について解説します。

  1. TrendEnvelopes_v1の概要
  2. TrendEnvelopes_v1を表示する方法
  3. TrendEnvelopes_v1のパラメーター解説
  4. まとめ

TrendEnvelopes_v1の概要

エンベロープは価格が移動平均から一定以上乖離した場合、反転することが多いという考えにもとづいたインジケーターです。

この記事で紹介する「TrendEnvelopes_v1」では偏差とATRを用いてエンベロープを算出します。

インジケーターを起動すると上昇トレンドでは、水色のラインでエンベロープが表示され、下降トレンドではオレンジ色のラインでエンベロープが表示されます。

「TrendEnvelopes_v1」は以下の方法は以下の通りです。

smax=(1+「Deviation」/100)×「MA_Period」期間移動平均

smin=(1-「Deviation」/100)×「MA_Period」期間移動平均

「UseSignal」を0以下に設定した場合

上昇のエンベロープ=smin

下降のエンベロープ=smax

「UseSignal」を1以上に設定した場合

上昇のエンベロープ=安値-1.5×「MA_Period」ATR

下降のエンベロープ=高値+1.5×「MA_Period」ATR

「UseSignal」の設定でインジケーターの挙動が変化しますので、自身にあった方を使用しましょう。

TrendEnvelopes_v1を表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

TrendEnvelopes_v1のダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

TrendEnvelopes_v1

MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT4でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

TrendEnvelopes_v1のパラメーター解説

TrendEnvelopes_v1パラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

入力項目 入力内容

MA_Period

移動平均算出期間

初期値:14

エンベロープの価格に対する反応速度が変化します。

MA_Shift

移動平均のシフト

初期値:0

インジケーターの表示位置が左右に移動します。

MA_Method

移動平均算出方法

初期値:3

移動平均線の算出方法を設定します。

Applied_Price

移動平均の適用価格

初期値:0

移動平均線の適用価格を設定します。

Deviation

偏差

初期値:0.2

エンベロープの幅が変化します。

UseSignal

インジケーターの算出方法

初期値:0

インジケーターの算出方法を切り替えます。

「UseSignal」は、インジケーターの算出方法を切り替えるためのパラメーターで、0か1に設定します。

初期設定では偏差をもとにエンベロープを表示する設定になっていますので、必要に応じて「UseSignal」で、算出方法を変更しましょう。

まとめ

「TrendEnvelopes_v1」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。

  1. ATRや標準偏差を用いてエンベロープを算出する。

  2. 上昇トレンドでは水色のラインで表示される。

  3. 下降トレンドではオレンジのラインで表示される。

「TrendEnvelopes_v1」は、相場のボラティリティの変化に対応できるエンベロープを探している方に、向いているインジケーターです。

トレンド相場では、それなりにうまく機能しているように見受けられますが、相場の状況にはよってパラメーターの調整が必要です。

ダマしのシグナルを回避するため、他のインジケーターと組み合わせて使用することをおすすめします。