前日高値と安値に水平線を引き今日の値動きを大きなローソク足で表示するMT4インジケーター『A_Day』

更新日時：2019年12月27日 3:49

前日につけた高値や安値はトレーダーに意識されやすく、当日の相場展開にも影響を及ぼすため、そういった水準を把握しておくことは非常に重要です。

「A_Day」は、前日の高値や安値と、当日の値動きを比較するためのインジケーターで、次のような方に向いています。

1. 逆張りでエントリーできるポイントを分析したい方

2. トレンドを妨げる可能性のポイントを分析したい方

3. ブレイクアウトを捉えたい方

4. 前日の高値や安値に手動でラインを引いている方

以上のような方のためにこの記事では、「A_Day」について解説していきます。

1. A_Dayの概要
2. A_Dayを表示する方法
3. A_Dayのパラメーター解説
4. まとめ

A_Dayの概要

「A_Day」は、前日の最初のローソク足と最後のローソク足に垂直線、前日の高値と安値、終値に水平線を引き、今日の値動きを大きなローソク足(日足)で表示するMT4用のインジケーターで、このインジケーターを使用すると前日の値動きを意識したトレードができるようになります。

高値、安値、終値の水平線はシンプルながらも意識されやすいラインで、実際に画像のチャートでも前日の高値、安値、終値がサポートやレジスタンスとして機能しているのが分かるかと思います。

このインジケーターは自動で水平線を引いてくれるので、水平線を引くのにまだ慣れていない人や、自分で水平線を引くのが面倒くさい人にとっては非常に便利なインジケーターではないでしょうか。

A_Dayを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

A_Dayのパラメーター解説

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

当日の値動きを表す大きなローソク足はチャート右端に表示されるので、使用する場合はMT4上部のタブ「チャート右端をシフト」をONにしておく必要があります。

チャートの表示サイズによっては、大きなローソク足が見にくくなってしまう場合がありますので、必要に応じて「shift」を調整しましょう。

まとめ

「A_Day」の見方やパラメーターの設定方法について解説してきましたが、最後にポイントをまとめておきます。

1. 先日の高値や安値に水平のラインを自動で表示する。

2. 前日のオープンとクローズのローソク足に垂直のラインを表示する。

3. 当日の値動きを大きなローソク足で表示する。

「A_Day」は、前日の主要な水準と当日の値動きを、比較したい方に向いているインジケーターです。

また、前日の高値や安値に自動的に水平なラインを表示するため、手動でこれらの水準にラインを引いている方にもおすすめです。

先述の通り、前日の値動きの情報はトレードにおいて非常に重要な情報で、一度意識されたラインは今後も意識されやすいので、このインジケーターで引かれたラインが意識されたら追加で水平線を引いてあげるとより有効にこのインジケーターを使用できるかと思います。