隠れたギャップを検出してチャート上に表示するMT4インジケーター「wrb-hidden-gap」
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ギャップ(窓)が形成された後、その空白を埋める値動きを利用して、エントリーする手法は広く知られており、為替市場では週明けや急激な価格の変動があった場合などに、ギャップが形成されることがあります。
「wrb-hidden-gap」は、ギャップを含むWRB(Wide Range Bar)を検出して、そのギャップをチャート上に表示するためのインジケーターで、次のような方に向いています。
ギャップを利用して取引を行っている方
この記事では「wrb-hidden-gap」について詳しく解説します。
wrb-hidden-gapの概要
インジケーターを起動すると、検出したギャップがチャート上に青い帯として表示され、価格がギャップを埋めるまで表示され続けます。
検出したギャップに価格が接近するとアラートが発せられ、価格がギャップを埋めると、帯はそれ以降表示されなくなります。
アラート機能をうまく活用できれば、ギャップに価格が接近するタイミングを逃すこともないでしょう。
wrb-hidden-gapを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
wrb-hidden-gapのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
wrb-hidden-gapのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
UseWholeBars |
Wide Range BarsとWide Range Bodiesの切替 初期値:false trueに設定するとWide Range Barsの検出に高値と安値が用いられます。 |
WRB_LookBackBarCount |
WRB検出期間 初期値:3 WRB検出に必要なバーの数を設定します。 |
WRB_WingDingsSymbol |
Wingdingsの文字コード 初期値:115 WRB_WingDingsを表示するマーカーを指定します。 |
HGcolor1 |
ギャップの色1 初期値:clrDodgerBlue キャップの表示色1を設定します。 |
HGcolor2 |
ギャップの色2 初期値:clrBlue ギャップの表示色2を設定します。 |
HGstyle |
ギャップの表示スタイル 初期値:STYLE_SOLID ギャップの表示方法を設定します。 |
StartCalculationFromBar |
算出開始位置 初期値:100 インジケーターの算出を開始する位置を設定します。 |
HollowBoxes |
ボックス表示の有効/無効 初期値:false trueに設定するとボックス表示が有効になります。 |
DoAlerts |
アラートの有効/無効 初期値:false trueに設定するとアラートが有効になります。 |
初期設定ではアラートが無効になっていますので、必要な場合はパラメーターを変更して有効にしておきましょう。
「wrb-hidden-gap」ではギャップが埋められるまで帯が表示され続けるため、表示されるギャップの数が多くなりがちです。
ギャップが多くてチャートが見にくい場合は、「StartCalculationFromBar」の値を小さくすることで、インジケーターを表示する期間を短くすることができます。
まとめ
「wrb-hidden-gap」の特徴をまとめると以下のようになります。
ギャップを含むWRB(Wide Range Bar)を検出して表示する。
ギャップは青色の帯として表示される。
「wrb-hidden-gap」は、ギャップの発生をいち早く見つけたい方に向いているインジケーターです。
ギャップを利用した手法をよく使うという方は、一度試してみるとよいでしょう。