短期、中期、長期の3本の移動平均線が接近した時にアラートでお知らせしてくれるMT4インジケーター『MA_Shrink_Alert2』
更新日時:2019年11月29日 10:40チャートから目を離している間に、移動平均線が交差してしまいエントリーの機会を逃してしまったという経験はないでしょうか。
「MA_Shrink_Alert2」は、移動平均線同士が接近したことを、アラートで通知するインジケーターで、次のような方に向いています。
移動平均線の交差を見逃したくない方
値動きの速い相場で取引をしている方
チャートに張り付いているのが難しい方
この記事ではそういった方のために、「MA_Shrink_Alert2」について解説していきます。
MA_Shrink_Alert2の概要
「MA_Shrink_Alert2」は、以前紹介した「MA_Shrink_Alert」の移動平均線の数が3本になったもので、短期、中期、長期の3本の移動平均線が接近した時にアラートでお知らせしてくれるMT4用のインジケーターです。
具体的には、長期移動平均線の前後5pips以内に短期と中期の移動平均線が入ったときにサウンドアラートとポップアップウィンドウ表示を行います。
移動平均線のクロスではなく3本の線が接近していることを教えてくれるので、チャートに張り付いていなくてもいち早くクロスを捉えることができます。
ただし、「MA_Shrink_Alert」の紹介でも書きましたが、あくまでも複数のMAが接近したところで音が鳴るだけで、上下からMAが接近するようなケースでも鳴るため「音が鳴る=チャートが自分の理想の形になった」ではなく「音が鳴る=チャートが自分の理想の形になったのか確認する」といった認識で使用するのが良いそうです。
MA_Shrink_Alert2を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
MA_Shrink_Alert2のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
MA_Shrink_Alert2のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「MA_Shrink_Alert2」のパラメーターは、移動平均線の種類を設定する項目と、移動平均線の算出期間を設定する項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
maMethod |
移動平均線の種類 初期値:0 移動平均線の種類を番号で指定します。 |
s_maPeriod |
短期移動平均線の期間 初期値:21 短期移動平均線の価格に対する反応速度が変化します。 |
m_maPeriod |
中期移動平均線の期間 初期値:75 中期移動平均線の価格に対する反応速度が変化します。 |
l_maPeriod |
長期移動平均線の期間 初期値:200 長期移動平均線の価格に対する反応速度が変化します。 |
パラメーターの設定は、普段使用している移動平均線と同じ設定にするとよいでしょう。
「maMethod」で使用できるのは0から3までの番号で、0=SMA、1=EMA、2=SMMA、3=LWMAとなっています。
まとめ
「MA_Shrink_Alert2」について解説しましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
長期移動平均線の5pips以内に中期と短期の移動平均線が接近すると、サウンドアラートとポップアップウィンドウで通知する。
音が鳴る=エントリーのシグナルではない。
「MA_Shrink_Alert2」は、移動平均線の交差を見逃したくない方や、値動きの速い相場で取引をしている方に向いているインジケーターです。
あまりチャートに張り付きたくない人や、仕事などでチャートを見る時間が無い人にとっては、音が鳴ったときだけ自分の理想の形になっているかどうかを確認すれば良いので非常に便利なインジケーターではないでしょうか。