2本のラインで値動きが転換するタイミングを表示するMT4インジケーター「TSI-Osc(4AUG05)」
更新日時:2019年12月08日 02:43モメンタムは、値動きの勢いを分析する際に用いられる定番のをオシレーターですが、ノイズが多くて使いにくいと感じたことはないでしょうか。
「TSI-Osc(4AUG05)」は、平滑化したモメンタムをベースとするインジケーターで、以下のような方に向いています。
モメンタムのダマしのシグナルに悩まされている方
値動きの反転を捉えたい方
そういった方のためにこの記事では、「TSI-Osc(4AUG05)」の使い方やパラメーターについて解説していきます。
TSI-Osc(4AUG05)の概要
「TSI-Osc(4AUG05)」は、「TSI(青色のライン)」と「シグナル(赤色のライン)」の2本のラインで構成され、「TSI」は、モメンタムとモメンタムの絶対値をそれぞれ2重に平滑化した後、そこからさらにモメンタムをモメンタムの絶対値で除算することで算出され、「シグナル」は「TSI」を平滑化して算出されます。
「TSI」と「シグナル」が交差すると値動きが転換したシグナルで、「TSI」が「シグナル」を下から上に抜いた場合は、値動きが上方に転換したシグナル、反対に、「TSI」が「シグナル」を上から下に抜いた場合は、値動きが下方に転換したシグナルです。
方向感のない相場では、ダマしのシグナルが多くなるため、使用する際には注意が必要です。
TSI-Osc(4AUG05)を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
TSI-Osc(4AUG05)のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
TSI-Osc(4AUG05)のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
First_R |
1回目の平滑化期間 初期値:8 設定した値によってインジケーターの反応速度が変化します。 |
Second_S |
2回目の平滑化期間 初期値:5 設定した値によってインジケーターの反応速度が変化します。 |
SignalPeriod |
シグナルライン平滑化期間 初期値:5 値を大きくする程シグナルラインの描写が滑らかになります。 |
初期設定では、TSIラインが白で表示される設定になっていますので、チャートの背景色を白に設定している場合は、背景色を別の色に変更するか、TSIラインの色を変更する必要があります。
TSIラインの色を変更する場合、「チャート上で右クリック」→「表示中のインジケーター」→「TSI-Osc(4AUG05)」→「色の設定」から変更できます。
まとめ
「TSI-Osc(4AUG05)」について解説してきましたが、要点をまとめると以下の通りです。
「TSI」が「シグナル」を下から上に抜いた場合は上昇のシグナル。
「TSI」が「シグナル」を上から下に抜いた場合は下降のシグナル。
方向感のない相場ではダマしのシグナルが多くなる。
「TSI-Osc(4AUG05)」は、平滑化することでモメンタムよりもダマしのシグナルが少なくなっているため、モメンタムのノイズに悩まされている方に向いているインジケーターです。
モメンタムが使いにくいと感じている方は、一度「TSI-Osc(4AUG05)」を試してみると良いかもしれません。