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買いと売りのどちらが優勢なのかを表示するMT4インジケーター「TrendScalpIndc_PP」

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TrendScalpIndc_PPスクリーンショット

「TrendScalpIndc_PP」は、一定期間中の高値と安値の差をもとに、買いの強さと売りの強さを比較するインジケーターです。

「TrendScalpIndc_PP」は、以下のような方に向いています。

  1. 買いと売りのどちらが優勢なのかを調べたい方

  2. 現在の価格が、買われ過ぎなのか、売られ過ぎなのかを調べたい方

  3. トレンドの反転を捉えたい方

この記事ではそういった方のために、「TrendScalpIndc_PP」の使い方について解説していきます。

  1. TrendScalpIndc_PPの概要
  2. TrendScalpIndc_PPを表示する方法
  3. TrendScalpIndc_PPのパラメーター解説
  4. まとめ

TrendScalpIndc_PPの概要

インジケーターを起動すると、サブウィンドウに買いと売りの強さを示す水色のラインと、買われ過ぎ/売られ過ぎ水準を示す青色のラインが表示されます。

「TrendScalpIndc_PP」は以下の方法で算出されます。

SP = スプレッド × 10,000(円クロスの場合は100)

HighestHighRecent = 直近の高値 + SP

HighestHighOlder = 「TTFbars」期間中の最高値 + SP

LowestLowRecent = 直近の安値

LowestLowOlder = 「TTFbars」期間中の最安値

BuyPower = HighestHighRecent - LowestLowOlder

SellPower = HighestHighOlder - LowestLowRecent

TrendScalpIndc_PP(水色のライン) = (BuyPower - SellPower) / (0.5 × (BuyPower + SellPower)) × 100

「TrendScalpIndc_PP」が0以上の場合、閾値(青色のライン)は100

「TrendScalpIndc_PP」が0より低い場合、閾値(青色のライン)は-100

「UseT3Smoothing」が「true」に設定されている場合、「TrendScalpIndc_PP」を三重指数平滑移動平均で平滑化。

水色のラインが0より高い水準で推移している場合、買いが優勢であることを示しており、反対に0より低い水準で推移している場合、売りが優勢であることを示しています。

水色のラインが100を超えると、買われ過ぎの状態にあること意味しており、一旦100の水準を上抜けた後、再び100以下に戻ってきた場合は、価格が下落する可能性を示唆しています。

水色のラインが-100より低い水準ある場合、売られ過ぎの状態にあることを意味しており、-100を下抜けた後再び-100以上に戻ってきた場合は、価格が上昇する可能性を示唆しています。

100と-100の水準を示す青色のラインは、「TrendScalpIndc_PP」の値に応じて、自動的に切り替わります。

トレンド相場では、ダマしのシグナルが多くなるため注意が必要です。

TrendScalpIndc_PPを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

TrendScalpIndc_PPのダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

TrendScalpIndc_PP

MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT4でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

TrendScalpIndc_PPのパラメーター解説

TrendScalpIndc_PPパラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「TrendScalpIndc_PP」のパラメーターは、最高値や最安値を検出する期間を設定する項目、インジケーターの平滑化に関する項目、インジケーターを表示する期間を設定する項目で構成されています。

入力項目 入力内容

TTFbars

最高値/最安値を検出する期間

初期値:15

値を小さくするほど、インジケーターの感度が高くなります。

UseT3Smoothing

三重指数平滑移動平均の有効/無効

初期値:false

trueに変更すると平滑化された「TrendScalpIndc_PP」が表示されます。

t3_period

三重指数平滑移動平均の算出期間

初期値:5

値を大きくするほどインジケーターの振り幅が小さくなります。

b

T3の出来高因数

初期値:0.7

0から1の間で設定します。0にすると通常の指数平滑移動平均になり、値を高くするほど価格への反応が大きくなります。

maxbars

インジケーターを表示する範囲

初期値:5000

値を大きくするほどインジケーターを過去にさかのぼって表示します。

「TrendScalpIndc_PP」の表示を滑らかにしたい場合は、「UseT3Smoothing」を有効にすると良いでしょう。

「UseT3Smoothing」がfalseになっている状態では、「t3_period」と「b」も無効になります。

まとめ

「TrendScalpIndc_PP」を使用する際のポイントをまとめると以下の通りです。

  1. 水色のラインが0より高い場合は、買いが優勢

  2. 水色のラインが0より低い場合は、売りが優勢

  3. 水色のラインが青色のラインを上に抜けた後、再び下抜けた場合は価格が下落する可能性を示唆

  4. 水色のラインが青色のラインを下に抜けた後、再び上抜けた場合は価格が上昇する可能性を示唆

「TrendScalpIndc_PP」は、買いと売りの強さを調べたい方に、向いているインジケーターです。

価格の転換を捉えたい場合は、他のインジケーターと組み合わせて使用した方が良いでしょう。