トレンドの始まりを分析できるオシレーターを表示するMT4インジケーター「TrendStrengthOpen」
更新日時:2019年10月26日 06:32「TrendStrengthOpen」は、算出期間の短い移動平均線と算出期間の長い移動平均線の差をもとに、トレンドの方向を表示するオシレーターです。
以下のような方に「TrendStrengthOpen」は向いています。
移動平均線でトレンドの分析を行っている方
トレンドの始まりを分析したい方
ブレイクアウトを捉えたい方
この記事ではそういった方のために、「TrendStrengthOpen」の使い方について解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
TrendStrengthOpenの概要
「TrendStrengthOpen」を起動すると、サブウィンドウ上にオレンジのラインでオシレーターが表示されます。
「TrendStrengthOpen」の算出方法は以下の通りです。
tmp = 5期間単純移動平均
ma1 = tmp - 10期間単純移動平均
ma2 = tmp - 30期間単純移動平均
ma3 = tmp - 30期間単純移動平均
ma4 = tmp - 40期間単純移動平均
ma5 = tmp - 50期間単純移動平均
ma6 = tmp - 60期間単純移動平均
ma7 = tmp - 70期間単純移動平均
ma8 = tmp - 80期間単純移動平均
ma9 = tmp - 90期間単純移動平均
ma10 = tmp - 100期間単純移動平均
TrendStrengthOpen = ma1 + ma2 + ma3 + ma4 + ma5 + ma6 + ma7 + ma8 + ma9 + ma10
「TrendStrengthOpen」は上記のように、10期間単純移動平均とそれより長い期間の移動平均の差を、合計して算出したものです。
算出には始値が用いられており、パラメーターから変更することはできません。
インジケーターの値が増加している場合は、価格が上昇傾向にあることを示しています。
一方、インジケーターの値が減少している場合は、価格が下降傾向にあることを示しています。
動意の薄い相場では、「TrendStrengthOpen」にレンジやチャネルが形成され、それをブレイクした時がエントリーのシグナルとなります。
また、直近のピークを更新した場合も同様にエントリーのシグナルです。
TrendStrengthOpenを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
TrendStrengthOpenのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
TrendStrengthOpenのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「TrendStrengthOpen」にトレーダーが変更可能なパラメーターはありません。
入力項目 | 入力内容 |
無し |
変更可能なパラメータはありません |
まとめ
「TrendStrengthOpen」の使い方をまとめると以下のようになります。
インジケーターの値が増加している場合は、価格が上昇傾向にある
インジケーターの値が減少している場合は、価格が下降傾向にある
「TrendStrengthOpen」に形成されたレンジやチャンネルのブレイクがエントリーシグナル
「TrendStrengthOpen」が直近のピークを更新したらエントリーのシグナル
「TrendStrengthOpen」はトレンドの始まりや、ブレイクを捉えたい方に向いているインジケーターです。
ダイバージェンスによるエントリーもできそうですが、バックテストを実施し、結果を確認した方が良いでしょう。