買いと売りの強さをオシレーターで表示するMT4インジケーター「TrendTriggerMod」
更新日時:2019年10月29日 11:59「TrendTriggerMod」は、買いと売りの強さを表示するオシレーター形式のインジケーターです。
「TrendTriggerMod」は、次のような方に向いています。
買いと売りのどちらが優勢なのかを調べたい方
トレンドの方向を調べたい方
この記事では、「TrendTriggerMod」の見方やパラメーターの設定方法について詳しく解説します。
TrendTriggerModの概要
インジケーターを起動すると、サブウィンドウ上に買いと売りの強さを示す緑色のラインと、トレンドが発生しているかどうかを判断するためのレベルが、青色と赤色のラインで表示されます。
「TrendTriggerMod」の算出方法は以下の通りです。
HighestHighRecent = 「Regress」期間中の最高値
HighestHighOlder = 「Regress」期間シフトした「Regress」期間中の最高値
LowestLowRecent = 「Regress」期間中の最安値
LowestLowOlder = 「Regress」期間シフトした「Regress」期間中の最安値
BuyPower = HighestHighRecent - LowestLowOlde
SellPower = HighestHighOlder - LowestLowRecent
TTF = (BuyPower - SellPower) / (0.5 × (BuyPower + SellPower)) ×100
TrendTriggerMod = TTFの「T3」期間T3移動平均
このように「TrendTriggerMod」では、最後にT3移動平均を用いて平滑化されます。
インジケーターの値が増加している場合は、買いが優勢であることを示しており、青色のレベルを超えると、上昇トレンドが発生している可能性を示唆しています。
反対にインジケーターの値が減少している場合は、売りが優勢であることを示しており、赤色のラインを下回ると、下降トレンド発生の可能性を示唆しています。
TrendTriggerModを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
TrendTriggerModのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
TrendTriggerModのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
Regress |
高値・安値を検出する期間 初期値:15 値を大きくすると価格に対する反応が緩やかになります。 |
T3 |
T3平滑化期間 初期値:5 値を大きくするとインジケーターの表示が滑らかになります。 |
B |
T3加速因数 初期値:0.7 0から1の間で設定し、0に設定すると通常の指数平滑移動平均で平滑化が行われます。 |
HistoryMax |
インジケーターを表示する期間 初期値:1000 値を大きくするほど、より過去にさかのぼってインジケーターを表示します。 |
TriggerLevel |
閾値 初期値:50 赤色と青色のラインのレベルが変化します。 |
レンジ相場では、ダマしのシグナルが多くなるため注意が必要です。
ダマしのシグナルがあまりにも多い場合は、「Regress」を大きくするか「TriggerLevel」の値を大きくした方が良いでしょう。
まとめ
「TrendTriggerMod」を使用する際のポイントを、まとめると以下のようになります。
インジケーターの値が増加している場合は買いが優勢
インジケーターの値が減少している場合は売りが優勢
青色のレベルを超えると上昇トレンド発生のシグナル
赤色のレベルを下回ると下降トレンド発生のシグナル
「TrendTriggerMod」は、買いと売りの力関係を調べたい方やトレンドの方向を調べたい方に向いているインジケーターです。
「TrendTriggerMod」単体でエントリーのタイミングを計るのは難しいため、他のインジケーターと組み合わせて使用することをおすすめします。