2本のEMAのダイバージェンスの際に自動でラインを表示してくれるMT4インジケーター『OsMaDivergence』
更新日時:2019年10月25日 08:23「OsMaDivergence」は、2本の指数平滑移動平均線(EMA)と価格の間にダイバージェンス(乖離)が発生したしたことを表示するインジケーターです。
「OsMaDivergence」は、次のような方に向いています。
相場の反転を捉えたい方
MACDをよく使う方
この記事では、上記のような方のために「OsMaDivergence」の使い方やパラメータの設定について解説していきます。
OsMaDivergenceの概要
インジケーターを起動すると、サブウィンドウ上のダイバージェンスが検出された箇所にバーが表示されます
ダイバージェンスとは、ローソク足とRSIなどのテクニカル指標が逆行している現象、つまりローソク足が高値を更新しているにも関わらずテクニカル指標が切り下がっている状態のことです。
ダイバージェンスが発生した場合、現行のトレンドの勢いが弱まり相場が反転するかもしれないことを示唆します。
「OsMaDivergence」は、2本の指数平滑移動平均の差と、価格とのダイバージェンスを検出して表示しています。
緑色のバーが表示された場合は、上昇へ転換する可能性のあるダイバージェンスが、検出されたことを示しており、赤色のバーが表示された場合は、下降へ転換する可能性のあるダイバージェンスが、検出されたことを示しています。
ただし、ダイバージェンスが発生したからと言って必ずトレンドが反転するわけではなく、現行トレンドの勢いが強ければ騙しシグナルになりやすく注意が必要です。
「OsMaDivergence」を使用する際も、ダイバージェンスが発生し自動でラインが表示されたらすぐ決済するのではなく、あくまでトレンド反転の可能性がある程度に捉え、他のインジケーターと併用するようにしましょう。
OsMaDivergenceを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
OsMaDivergenceのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
OsMaDivergenceのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
separator1 |
*** OSMA Settings *** |
fastEMA |
高速指数平滑移動平均算出期間 初期値:12 値を大きくすると高速移動平均の価格への反応が緩やかになります |
slowEMA |
低速指数平滑移動平均算出期間 初期値:26 値を大きくすると低速移動平均の価格への反応が緩やかになります |
signal |
シグナル平滑化期間 初期値:9 「fastEMA」と「slowEMA」の差を平滑化します |
separator2 |
*** Indicator Settings *** |
drawDivergenceLines |
ダイバージェンスラインの表示/非表示 初期値:false trueに設定するとダイバージェンスを検出した価格のピークを繋ぐラインを表示します |
displayAlert |
アラートの表示/非表示 初期値:false trueに設定するとアラートが有効になります |
「drawDivergenceLines」は初期設定の状態では無効になっていますが、有効にしておいた方がインジケーターの動作を確認しやすいです。
「OsMaDivergence」はMACDがベースになっており、パラメーターもMACDに準じたものになってます。
そのため、MACDを使用したことのある方であれば、設定で戸惑うことも少ないでしょう。
まとめ
「drawDivergenceLines」の使い方について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。
「OsMaDivergence」はMACDがベースになっている
緑色のバーは上方向へのダイバージェンス
赤色のバーは下方向へのダイバージェンス
「OsMaDivergence」は、相場の転換を捉えたい方に向いているインジケーターと言えます。
また、MACDよく使うという方も一度試してみてはいかがでしょうか。