移動平均線を平滑化してオシレーターとして表示するMT4インジケーター『Phase change index - averages smoothed』
更新日時:2019年11月05日 09:41「Phase_change_index_averages_smoothed」は、移動平均線をベースにしたオシレーターです。
「Phase_change_index_averages_smoothed」は、次のような方に向いています。
現在の相場が買われ過ぎなのか、売られ過ぎなのかを調べたい方
トレンドの転換を調べたい方
上記のような方のために「Phase_change_index_averages_smoothed」の使い方やパラメーターについて解説していきます。
- Phase_change_index_averages_smoothedの概要
- Phase_change_index_averages_smoothedを表示する方法
- Phase_change_index_averages_smoothedのパラメーター解説
- まとめ
Phase_change_index_averages_smoothedの概要
「Phase_change_index_averages_smoothed」は、移動平均線を平滑化してオシレーターとしてサブウィンドウに表示します。
インジケーターの値が80以上なら水色、値が20以下ならオレンジ色で表示するインジケーターで、さらに80以上および20以下で推移していた期間を点線の枠で表示するため、どのくらいの間相場が行き過ぎていたのかが視覚的に判断できます。
このインジケーターはパラメーターの設定項目が非常に豊富で、例えば使用する移動平均線の種類は36種類も用意されていたり、平滑化を2重で行うかなどが選べたりできます。
自分に合ったパラメーターを設定することで、相場のタイムサイクルやレンジ相場の期間、相場の買われすぎ・売られすぎなどを容易に判断できるようになるのではないでしょうか。
Phase_change_index_averages_smoothedを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Phase_change_index_averages_smoothedのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
Phase_change_index_averages_smoothed
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Phase_change_index_averages_smoothedのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
Caluculation Length |
インジケーターの算出期間 初期値:35 値を大きくすると価格に対するインジケーターの反応が緩やかになります。 |
Price to use |
適用価格 初期値:Close 価格に対するインジケータの反応が変化します。 |
Average period to use for smoothing |
移動平均の算出期間 初期値:14 値を大きくすると価格に対する移動平均線の反応が緩やかになります。 |
Average method to use for smoothing |
移動平均の算出方法 初期値:Simple moving average - SMA 価格に対する移動平均線の反応速度が変化します。 |
Average should be double smoothed? |
生活科の有効/無効 初期値:false trueに設定すると平滑化が二重に実行されます。 |
Average should be adptive? |
最適化の有効/無効 初期値:false trueに設定すると移動平均の最適化が行われます。 |
High level |
買われ過ぎ水準 初期値:80 インジケーターを水色で表示するレベルが変化します。 |
Low level |
売られ過ぎ水準 初期値:20 インジケーターをオレンジで表示するレベルが変化します。 |
Invert the value |
反転表示の有効/無効 初期値:true インジケーターの値の上下の表示が入れ替わります。 |
移動平均線を二重で平滑化させるとより滑らかな線が描画され、最適化をtrueにするとより価格に沿った移動平均線が描画されます。
まとめ
「Phase_change_index_averages_smoothed」の使い方やパラメーターの設定方法について解説しました。
ポイントをまとめると以下のようになります。
インジケーターが水色で表示されている場合は買われ過ぎの状態。
インジケーターがオレンジで表示されている場合は売られ過ぎの状態。
「Phase_change_index_averages_smoothed」は、現在の相場が買われ過ぎなのか、売られ過ぎなのかを調べたい方に向いているインジケータです。
トレンドの転換を捉えたい場合は、「Phase_change_index_averages_smoothed」単体ではなくほかのインジケーター組み合わせて使用した方が良いでしょう。