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価格への反応が速いTRIXを表示するMT4インジケーター「TRIX_A_Mulloy」

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TRIX_A_Mulloyスクリーンショット

「TRIX_A_Mulloy」は、TRIX(Triple Exponential Moving Average Oscillator)というオシレーターをベースにしたインジケーターで、Douglas Lozadaによって開発されました。

「TRIX_A_Mulloy」以下のような方に向いています。

  1. トレンドが切り替わるタイミングを調べたい方

  2. TRIXを使用している方

この記事ではこういった方のために、「TRIX_A_Mulloy」について解説します。

  1. TRIX_A_Mulloyの概要
  2. TRIX_A_Mulloyを表示する方法
  3. TRIX_A_Mulloyのパラメーター解説
  4. まとめ

TRIX_A_Mulloyの概要

TRIXとは、3重に平滑化した平滑移動平均線をもとにしたオシレーターで、TRIXラインとシグナルラインで構成されており、これら2つのラインの交差がシグナルになります。

TRIXラインがシグナルラインを下から上に抜けた場合は、値動きが上昇に転換した可能性を示しており、反対に、TRIXラインがシグナルラインを上から下に抜けた場合は、値動きが下降に転換した可能性を示しています。

通常のTRIXは、ノイズが少なくなめらかなラインを描写しますが、その反面、価格に対する反応がやや遅れる傾向があり、値動きの速い相場では、インジケーターの反応が大きく遅れることもあります。

「TRIX_A_Mulloy」は、通常のTRIXよりも反応速度が速いTRIXを表示するインジケーターで、TRIXラインを青色、シグナルラインを赤色で表示します。

価格への反応が速くなっている分、通常のTRIXよりノイズが多くなっており、動意の薄い相場では、ダマしのシグナルが多くなるため注意が必要です。

TRIX_A_Mulloyを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

TRIX_A_Mulloyのダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

TRIX_A_Mulloy

MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT4でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

TRIX_A_Mulloyのパラメーター解説

TRIX_A_Mulloyパラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

入力項目 入力内容

Periodo

TRIXラインの算出期間

初期値:12

価格に対するインジケーターの反応速度が変化します。

Signal

シグナルラインの平滑化

初期値:9

値を大きくするほどシグナルラインの表示が滑らかになります。

シグナルラインの平滑化期間を長く設定すると、シグナルラインの表示が滑らかになりますが、ダマしのシグナルが大幅に減少するわけではありません。

まとめ

「TRIX_A_Mulloy」の使い方やパラメーターについて解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。

  1. 通常のTRIXより値動きに敏感に反応する。

  2. TRIXラインがシグナルラインを下から上に抜けた場合は、値動きが上昇に転換するシグナル。

  3. TRIXラインがシグナルラインを上から下に抜けた場合は、値動きが下降に転換するシグナル。

  4. 動意の薄い相場では、ダマしのシグナルが多くなる。

「TRIX_A_Mulloy」は、動きの速い相場で値動きの転換を捉えたい方に向いているインジケーターです。

通常のTRIXの反応速度に不満がある方は、一度試してみると良いかもしれません。

価格に対する反応が速いもののノイズが多いため、このインジケーター単体で使用するのではなく、ほかのインジケーターと組み合わせて使用することをおすすめします。