ウィリアムズ%Rに似た方法で算出されるオシレーター系のMT4インジケーター「YangTrader」
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現在の価格がレンジ内のどの程度の水準にあるのかを、確認できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
この記事で紹介する「YangTrader」は、次のような方に向いています。
現在のレートがレンジ内のどの程度の水準にあるのか確認したい方
エントリーするタイミングを分析したい方
エントリーする方向を分析したい方
上記のような方のために「YangTrader」について詳しく解説します。
YangTraderの概要
「YangTrader」はYangShuによって開発されたインジケーターで、指定した期間中のレンジ内での直近のレートの水準を表示するオシレーターです。
インジケーターを起動するとサブウィンドウに上に水色のラインと買われ過ぎ/売られ過ぎ水準が表示され、買われ過ぎ水準は80、売られ過ぎ水準は15に設定されています。
「YangTrader」の算出方法はウィリアムス%Rに似ており、以下の方法によって算出されます。
R=(終値-N期間中の最安値)/(N期間中の最高値-N期間中の最安値)×100
YangTrader=Rの線形加重移動平均
相場の状況によってはダマしのシグナルが多くなるため、単純に買われ過ぎ/売られ過ぎ水準に達したらエントリーするという方法避けた方が良いでしょう。
YangTraderを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
YangTraderのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
YangTraderのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「YangTrader」のパラメーターは、2項目のみのシンプルな構成になっています。
入力項目 | 入力内容 |
TimeWindow |
価格の検出期間 初期値:34 高値/安値を検出する期間を設定します。 |
Sensitive |
感度 初期値:8 値に応じてラインの描写が変化します。 |
「TimeWindow」は、価格を検出する期間を設定するための項目です。
大きな値に設定するとインジケーターの変化が緩やかになりますが、小さな値動きへの反応は鈍くなります。
「Sensitive」は、インジケーターの感度を設定するための項目で、大きな値に設定するほど描写されるラインが滑らかになります。
ノイズが多い場合は「Sensitive」の値を大きくすると良いでしょう。
まとめ
「YangTrader」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
直近の価格が一定期間中に形成されたレンジ内のどの程度の水準にあるのかを表示する。
買われ過ぎ水準は80、売られ過ぎ水準は15に設定されている。
「YangTrader」は、レンジをもとにエントリーするタイミングを分析したい方に向いているインジケーターです。
ダイバージェンスの分析にも使えそうですが、他のインジケーターや手法と組み合わせるなどして慎重に判断した方が良いかもしれません。
それなりに相場の反転を捉えているように見えますが、実際の取引で使用するためにはテストを重ねた上で使用することをおすすめます。