RSIの状態をバーの色の変化で表示するMT4インジケーター「RSIOMA」
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トレンドが転換する方向を分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「RSIOMA」は、RSIをベースにしたインジケーターで、次のような方に向いています。
トレンドの方向を分析したい方
トレンドが転換する兆候を分析したい方
上記のような方のためにこの記事では、「RSIOMA」について解説します。
RSIOMAの概要
「RSIOMA」は、RSIとトレンドの方向を示すためのバーを表示します。
RSIの値が買われ過ぎ水準に到達した後減少すると、下方転換のシグナルとして赤紫のバーを表示。
売られ過ぎ水準に到達した後上昇した場合は、上方転換のシグナルとして青色のバーを表示します。
また、RSIが50以上で推移している場合は、上昇トレンドであることを示す緑のバーを表示します。
反対に50以下で推移している場合は、下降トレンドであることを示す赤色のバーを表示。
「RSIOMA」に使用されているRSIには価格ではなく、移動平均で算出した値が用いられています。
通常のRSIとは少し挙動が異なるので、留意しておきましょう。
RSIOMAを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
RSIOMAのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
RSIOMAのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
RSIOMA |
RSIの算出期間 初期値:14 移動平均のRSIを算出する期間を設定します。 |
BuyTrigger |
買われ過ぎ水準 初期値:80 買われ過ぎと判定するRSIのレベルを設定します。 |
SellTrigger |
売られ過ぎ水準 初期値:20 売られ過ぎと判定するRSIのレベルを設定します。 |
MainTrendLong |
上昇トレンドの閾値 初期値:50 上昇トレンドを判定する閾値を設定します。 |
MainTrendShort |
下降トレンドの閾値 初期値:50 下降トレンドと判定する閾値を設定します。 |
「BuyTrigger」「SellTrigger」は、RSIの買われ過ぎ・売られ過ぎ水準を設定するための項目です。
「BuyTrigger」を小さく設定し、「SellTrigger」を大きく設定すると、シグナルが表示される頻度が高くなります。
「MainTrendLong」は、上昇トレンドの有無を判定するための項目です。
RSIがここで設定した値を超えている場合は、上昇トレンドと判定されます。
「MainTrendShort」は、下降トレンドの有無を判定するための項目です。
インジケーターの値がここで設定した値を下回ると、下降トレンドと判定されます。
まとめ
「RSIOMA」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
赤紫色のバーはトレンドが下に転換するシグナル
青色のバーはトレンドが上に転換するシグナル
上昇トレンドでは緑色のバーを表示
下降トレンドでは赤色のバーを表示
「RSIOMA」は、トレンドが転換する方向を分析したい方に向いているインジケーターです。
通常のRSIとは算出方法が少し異なるので、実際の取引で使用する前に、シグナルの精度を確認しておくことをおすすめします。