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市場ごとにレンジを色分けして表示するMT4インジケーター「Sessions」

更新日時:

Sessionsスクリーンショット

一般的にアジア市場は値動きが静かな傾向にあり、欧州市場やニューヨーク市場は価格が大きく動きやすい傾向があるため、為替取引では時間帯を意識する必要があります。

「Sessions」は、それぞれの市場が開いている時間帯に色をつけて表示するインジケーターで、以下のような方に向いています。

  1. どの市場が開いているのかを確認したい方

  2. 市場別のレンジを確認したい方

  3. 短期取引がメインの方

この記事では上記のような方のために、「Sessions」について解説します。

  1. Sessionsの概要
  2. Sessionsを表示する方法
  3. Sessionsのパラメーター解説
  4. まとめ

Sessionsの概要

「Sessions」を起動すると、市場ごとに色分けされたレンジが表示されます。

初期設定の状態では、黄土色でアジア市場のレンジ、茶色で欧州市場のレンジ、ピンクでニューヨーク市場のレンジを表示します。

また、アジア市場と欧州市場が開いている時間帯は黄色、欧州市場とニューヨーク市場が開いている時間帯は紫色で表示されます。

各レンジの上下に表示されている数字は、それぞれの市場でつけた最高値と最安値のレートです。

Sessionsを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

Sessionsのダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

Sessions

MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT4でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

Sessionsのパラメーター解説

Sessionsパラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

入力項目 入力内容

NumberOfDays

日数

初期値:2

インジケーターを表示する日数を設定します。

AsiaBegin

アジア市場開場時刻

初期値:01:00

アジア市場の開場時刻を設定します。

AsiaEnd

アジア市場閉場時刻

初期値:10:00

アジア市場の閉場時刻を設定します。

AsiaColor

アジア市場の色

初期値:Goldenrod

アジア市場の表示色を設定します。

EurBegin

欧州市場開場時刻

初期値:07:00

欧州市場の開場時刻を設定します。

EurEnd

欧州市場閉場時刻

初期値:16:00

欧州市場の閉場時刻を設定します。

EurColor

欧州市場の色

初期値:Tan

欧州市場の表示色を設定します。

USABegin

ニューヨーク市場開場時刻

初期値:14:00

ニューヨーク市場の開場時刻を設定します。

USAEnd

ニューヨーク市場閉場時刻

初期値:23:00

ニューヨーク市場の閉場時刻を設定します。

USAColor

ニューヨーク市場の色

初期値:Pink

ニューヨーク市場の表示色を設定します。

ShowPrice

価格の表示

初期値:True

falseに設定すると最安値・最高値が非表示になります。

clFont

テキストの色

初期値:Blue

テキストの表示色を設定します。

SizeFont

テキストのサイズ

初期値:8

テキストの表示サイズを設定します。

OffSet

テキストのオフセット

初期値:10

テキストの表示位置が上下に移動します。

「NumberOfDays」は、インジケーターの表示日数を設定するための項目です。

「OffSet」は、価格の表示位置を調整するための項目ですが、pips単位でオフセットを設定するため、使用するチャートの時間足によっては、値を大きく変更しなければ表示位置があまり変化しない場合があります。

まとめ

「Sessions」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。

  1. アジア市場、欧州市場、ニューヨーク市場が開いている時間帯のレンジを色分けして表示する。

  2. それぞれの市場でつけた最高値と最安値を表示する。

「Sessions」は、どこの市場が開いているのかを、チャート上で確認したい方に向いているインジケーターです。

また、特定の時間帯の値動きやボラティリティを、過去にさかのぼって調べたい場合にも活用できそうです。

取引する時間帯の影響を受けやすいスキャルピングや、デイトレードなどの短期取引を行っている方は、導入を検討してみてはいかがでしょうか。