カウフマンの効果比を用いたAdjustable bands Z testを表示するMT5インジケーター「Adaptive_ATR_channel」
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トレンドの有無を分析できるインジケーターを試してみたいと考えたことはないでしょうか。
「Adaptive_ATR_channel」は、Adjustable bands Z test（ABZ）と呼ばれるインジケーターをベースにしたもので、次のような方に向いています。
強いトレンドが発生しているかどうかを分析したい方
ボラティリティの変化に対応できるチャネルを探している方
この記事では「Adaptive_ATR_channel」について解説します。
Adaptive_ATR_channelの概要
「Adaptive_ATR_channel」を起動するとチャート上にチャネルが表示されます。
オリジナルのABZは、以下の方法によって算出されます。
ABZ＝移動平均（標準偏差比）+標準偏差（標準偏差比）
「Adaptive_ATR_channel」では、標準偏差比ではなくカウフマンの効果比が用いられている他、ABZでは標準偏差にもとづくバンドが表示されますが、「Adaptive_ATR_channel」で表示されるバンドは、標準偏差に基づくものではなくATRバンドです。
インジケーターを起動するとチャート上に、「Adaptive_ATR_channel」が表示され、インジケーターの値が上昇している場合は緑色、下降している場合はオレンジで表示されます。
インジケーターの開発者によると、「Adaptive_ATR_channel」はケルトナーチャネルと同様の方法で使用できるとのことです。
Adaptive_ATR_channelを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Adaptive_ATR_channelのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT5のインジケーター追加（インストール）の手順を説明ページを作ってみました。追加（インストール）手順が分からないという方はご参考下さい。
Adaptive_ATR_channelのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
| 入力項目 | 入力内容 |
Period |
算出期間 初期値：20 インジケーターの算出期間を設定します。 |
Price |
適用価格 初期値：close インジケーターの算出に用いる価格を設定します。 |
ATR multiplier |
ATR乗数 初期値：1 ATRに乗算する値を設定します。 |
「Period」はインジケーターの算出期間を設定するための項目です。
大きな値に設定するほどノイズが少なく、滑らかなラインが描写されますが、値動きへの反応は鈍くなります。
「ATR multiplier」はATRに乗算する値を設定するための項目で、大きな値に設定するほどATRバンドの幅が広くなります。
まとめ
「Adaptive_ATR_channel」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
Adjustable bands Z test（ABZ）をベースにしている。
標準偏差比の代わりにカウフマンの効果比を使用している。
オリジナルのABZと異なり、ATRバンドを表示する。
「Adaptive_ATR_channel」は、トレンドを捉えたい方に向いているインジケーターです。
ケルトナーチャネル同様、それなりにダマしのシグナルが出るようですので、他のインジケーターと組み合わせて使用することをおすすめします。
また、実際の相場でどの程度うまく機能するのか、十分にテストした上で使用した方が良さそうです。