ATRにもとづいて損切り水準の目安を表示するMT5インジケーター「sl_atr」
更新日時:
損切り水準をどこに設定すべきか迷った経験はないでしょうか。
「sl_atr」は、トレンド相場における損切り水準の目安を、雲で表示するインジケーターで次のような方に向いています。
トレンドフォロー型の手法を使用している方
損切り水準をどこに設定すべきか迷った経験がある方
相場の動きに合わせて損切り水準を調整することが多い方
上記のような方のためにこの記事では、「sl_atr」について詳しく解説します。
sl_atrの概要
「sl_atr」を起動すると、チャート上に緑色と紫色の雲が表示されます。
このインジケーターは、ATRにもとづいて損切り水準の目安を表示しています。
緑色の雲は、売りポジションの損切り水準の目安です。
損切り水準をタイトに設定したい場合は、緑色の雲の下限付近に損切り水準を設定します。
ある程度余裕を持たせたい場合は、雲の上限付近に設定します。
紫色の雲は、買いポジションの損切り水準の目安です。
タイトに損切り水準を設定したい場合は、雲の上限付近に設定します。
損切り水準に余裕を持たせたい場合は、雲の下限付近に設定します。
インジケーターの製作者によると、「sl_atr」はトレーリングストップに活用できるとしています。
トレンド相場で価格の動きに合わせて損切り水準を調整する際は、雲を目安に設定するとよいでしょう。
sl_atrを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
sl_atrのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
sl_atrのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「sl_atr」のパラメーターは、ATRの算出期間を設定する項目のみのシンプルな構成になっています。
入力項目 | 入力内容 |
タメR period |
ATRの算出期間 初期値:14 ATRの算出期間を設定します。 |
「タメR period」は、ATRの算出期間を設定するための項目です。
長い期間に設定すると、長期的なボラティリティがインジケーターに反映されます。
反対に短い期間に設定した場合は、短期的なボラティリティが反映されます。
まとめ
「sl_atr」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
損切り水準の目安を表示
緑色で表示されているレベルは売りポジションの損切りの目安
紫色で表示されているレベルは買いポジションの損切りの目安
トレーリングストップの設定に活用できる
「sl_atr」は、トレンド相場での損切り水準を分析したい方に向いているインジケーターです。
トレンドフォロー型の手法を使用している方であれば、活用できる場面も多いのではないでしょうか。
珍しいタイプのインジケーターなので、バックテストを実施してどの程度うまく機能するのか確認しておいた方がよいでしょう。