マルチタイムフレーム分析できるチャネルを表示するMT5インジケータ-「Tymen_STARC_Bands_MTF」
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マルチタイムフレーム分析ができるチャネル系のインジケーターを使ってみたいと考えたことはないでしょうか。
「Tymen_STARC_Bands_MTF」は、移動平均線とATRを組み合わせたチャネルを複数の時間枠で表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
マルチタイムフレーム分析を行っている方
ボラティリティの変化に対応可能なチャネルを探している方
この記事では、「Tymen_STARC_Bands_MTF」について詳しく解説します。
Tymen_STARC_Bands_MTFの概要
「Tymen_STARC_Bands_MTF」を起動すると、チャート上に3種類のチャネルが表示されます。
ATRが使用されているため、相場のボラティリティに合わせてチャネルの幅も変化します。
表示されるラインの数が多いため、人によっては使いづらいと感じる可能性がありますが、パラメーターで不要な時間枠のバンドを非表示にすることも可能です。
Tymen_STARC_Bands_MTFを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Tymen_STARC_Bands_MTFのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Tymen_STARC_Bands_MTFのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
Drawing mode |
表示方法 初期値:DRAW_MODE_STEPS Tymen_STARC_Bands_MTFの表示方法を設定します。 |
Show middle line |
中央線を表示する 初期値:INPUT_YES NOに設定すると中央線が非表示になります。 |
Show first Tymen_STARC_Bands |
1番目のTymen_STARC_Bandsを表示する 初期値:INPUT_YES NOに設定すると1番目のバンドが非表示になります。 |
First bands timeframe |
1番目のTymen_STARC_Bandsの時間枠 初期値:PERIOD_H1 1番目のバンドを算出する時間枠を設定します。 |
First ATR period |
1番目のATRの期間 初期値:15 1番目のATRの算出期間を設定します。 |
First MA period |
1番目の移動平均の期間 初期値:6 1番目の移動平均の算出期間を設定します。 |
First bands Method |
1番目の移動平均の計算方法 初期値:METHOD_EMA 1番目の移動平均の種類を設定します。 |
First bands Applied price |
1番目の移動平均の適用価格 初期値:PRICE_CLOSE 1番目の移動平均の算出に用いる価格を設定します。 |
First bands ATR coefficient |
1番目の外部ATR係数 初期値:1.0 1番目の外部バンドの幅を設定します。 |
First bands ATR middle coefficient |
1番目の内部ATR係数 初期値:0.7 1番目の内部バンドの幅を設定します。 |
Show second Tymen_STARC_Bands |
2番目のTymen_STARC_Bandsを表示する 初期値:INPUT_YES NOに設定すると2番目のバンドが非表示になります。 |
Second bands timeframe |
2番目のTymen_STARC_Bandsの時間枠 初期値:PERIOD_H4 2番目のバンドを算出する時間枠を設定します。 |
Second ATR period |
2番目のATRの期間 初期値:15 2番目のATRの算出期間を設定します。 |
Second MA period |
2番目の移動平均の期間 初期値:6 2番目の移動平均の算出期間を設定します。 |
Second bands Method |
2番目の移動平均の計算方法 初期値:METHOD_EMA 2番目の移動平均の種類を設定します。 |
Second bands Applied price |
2番目の移動平均の適用価格 初期値:PRICE_CLOSE 2番目の移動平均の算出に用いる価格を設定します。 |
Second bands ATR coefficient |
2番目の外部ATR係数 初期値:1.0 2番目の外部バンドの幅を設定します。 |
Second bands ATR middle coefficient |
2番目の内部ATR係数 初期値:0.7 2番目の内部バンドの幅を設定します。 |
Show Third Tymen_STARC_Bands |
3番目のTymen_STARC_Bandsを表示する 初期値:INPUT_YES NOに設定すると3番目のバンドが非表示になります。 |
Third bands timeframe |
3番目のTymen_STARC_Bandsの時間枠 初期値:PERIOD_D1 3番目のバンドを算出する時間枠を設定します。 |
Third ATR period |
3番目のATRの期間 初期値:15 3番目のATRの算出期間を設定します。 |
Third MA period |
3番目の移動平均の期間 初期値:6 3番目の移動平均の算出期間を設定します。 |
Third bands Method |
3番目の移動平均の計算方法 初期値:METHOD_EMA 3番目の移動平均の種類を設定します。 |
Third bands Applied price |
3番目の移動平均の適用価格 初期値:PRICE_CLOSE 3番目の移動平均の算出に用いる価格を設定します。 |
Third bands ATR coefficient |
3番目の外部ATR係数 初期値:1.0 3番目の外部バンドの幅を設定します。 |
Third bands ATR middle coefficient |
3番目の内部ATR係数 初期値:0.7 3番目の内部バンドの幅を設定します。 |
「Drawing mode」は、Tymen_STARC_Bands_MTFの表示方法を設定するための項目です。
STEPSに設定した場合、階段状にバンドが表示され、SLOPEに設定すると曲線で表示されます。
「First bands timeframe」は、1番目のバンドを算出する時間枠を設定するための項目で、チャートの設定に関わらず、ここで設定した時間枠で計算が実行されます。
「Second bands timeframe」「Third bands timeframe」についても同様です。
まとめ
「Tymen_STARC_Bands_MTF」の特徴をまとめると以下のようになります。
移動平均線とATRをベースにしたチャネルを3種類表示する。
各チャネルは算出する時間枠を個別に設定できる。
「Tymen_STARC_Bands_MTF」は、マルチタイムフレーム表示に対応したチャネルを探している方に適したインジケーターです。
メジャーなインジケーターではないため、実際のトレードでどの程度機能するのか、十分に検証した上で使用した方が良いでしょう。