トレンド相場での損切水準を表示するMT5インジケーター「nrtr」
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トレンド相場でエントリーしたものの、損切り水準をどこに設定すべきか迷った経験はないでしょうか。
「nrtr」は、NRTR(Nick Rypock Trailing Reverse)を表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
トレンドフォロー系の手法を使用している方
トレンド相場における損切り水準を分析したい方
トレンドが転換する兆候を分析したい方
上記のような方のためにこの記事では、「nrtr」について解説します。
nrtrの概要
「nrtr」を起動すると、チャート上に水色と赤色のラインが表示されます。
太いラインはベースライン、細いラインはターゲットラインです。
「nrtr」では、サポートラインやレジスタンスラインをベースラインとして表示します。
また、ターゲットラインはATRをもとに決定され、係数を調整することでベースラインからの距離を調整することもできます。
必要な場合はパラメーターを調整すると良いでしょう。
それぞれのラインは、値動きの方向に合わせてステップ状に表示されます。
上昇トレンドではラインが水色で表示され、下降トレンドでは赤色で表示されます。
ベースラインはトレンド相場での損切りの目安として使用でき、価格がベースラインを抜けた場合は、トレンドが転換したシグナルです。
nrtrを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
nrtrのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
nrtrのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「nrtr」のパラメーターは、ATRの最適化を設定するための項目とATRの係数を設定するための項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
ATR period in bars |
ATR算出期間 初期値:40 ATRの算出期間を設定します。 |
ATR change coefficient |
ATR係数 初期値:2.0 ATRに乗算する値を設定します。 |
「ATR period in bars」は、ATRの算出期間を設定するための項目です。
小さな値に設定すると細かな値動きにインジケーターが追従しやすくなります。
「ATR change coefficient」は、ATRに乗算する値を設定するための項目で、大きな値に設定するとNRTRの幅が広くなり、小さな値に設定すると狭くなります。
まとめ
「nrtr」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
ベースラインと価格が交差するとトレンドが転換したシグナル。
太いラインはベースライン、細いラインはターゲットライン。
上昇トレンドでは青色、下降トレンドでは赤色でラインが表示される。
「nrtr」は、トレンド相場における損切りの水準を分析したい方に適したインジケーターです。
シグナルを発するタイプのインジケーターではないため、ほかのインジケーターや手法と組み合わせて使用しましょう。
トレンドフォロー系の手法をしている方は、一度試してみてはいかがでしょうか。