将来の値動きの予測をラインで表示するMT5インジケーター「ar_extrapolator_of_price」
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将来の値動きを予測できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「ar_extrapolator_of_price」は、自己回帰モデルを使用した将来的な値動きの予測をチャート上に表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
将来の値動きを分析したい方
上記のような方のためにこの記事では、「ar_extrapolator_of_price」について解説します。
ar_extrapolator_of_priceの概要
「ar_extrapolator_of_price」を起動すると、チャート上に青色のラインと赤色のラインが表示されます。
青色のラインは自己回帰モデルによって検出された値動きを示しており、赤色のラインは自己回帰モデルにもとづく将来的な値動きの予測です。
「ar_extrapolator_of_price」は、以下の方法で予測値を算出しています。
予測値=(「Ncoef」×N期間前の価格)の合計
予測値を表示する期間はパラメーターから変更可能です。
このインジケーターで表示される将来の値動きは、あくまでも自己回帰モデルによる予測のため、必ずしも予測通りに動くわけではありませんので注意しましょう。
ar_extrapolator_of_priceを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
ar_extrapolator_of_priceのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
ar_extrapolator_of_priceのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
UseDiff |
価格の切り替えの有効/無効 初期値:false 価格の代わりに価格差を使用するかどうかを設定します。 |
Ncoef |
モデル係数 初期値:150 将来価格の算出に用いる係数を設定します。 |
Nfut |
将来価格の期間 初期値:100 将来の値動きを表示する期間を設定します。 |
kPast |
過去のバーの数 初期値:3 係数単位で過去バーの数を設定します。 |
「UseDiff」は、価格の代わりに価格差を使用するかどうかを設定するための項目で、trueに設定すると価格差によるインジケーターの算出が有効になります。
「Nfut」は、将来の値動きを表示する期間を設定するための項目で、大きな値に設定するほどより先の価格まで表示されます。
まとめ
「ar_extrapolator_of_price」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。
青色のラインは自己回帰モデルによって検出した値動きを示している。
赤色のラインは自己回帰モデルによって予測される値動きを示している。
「ar_extrapolator_of_price」は、将来の値動きを分析したい方に向いているインジケーターです。
実際の取引で使用する前に、どの程度うまく機能するのか確認しておくことをおすすめします。