ジグザグをもとに高値と安値を検出してマーカーを表示するMT5インジケーター「zigzagnn」

更新日時：2020年06月03日 1:34

値動きのピークがどこにあるのかを、確認できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。

「zigzagnn」は、ジグザグを用いて値動きのピークを検出するインジケーターで、次のような方に向いています。

1. 値動きのピークがどこにあるのか確認したい方

2. 過去の値動きを分析したい方

3. ジグザグをよく使用する方

上記のような方のためにこの記事では、「zigzagnn」について解説します。

1. zigzagnnの概要
2. zigzagnnを表示する方法
3. zigzagnnのパラメーター解説
4. まとめ

zigzagnnの概要

「zigzagnn」を起動すると、ジグザグが赤色のラインで表示され、検出したピークに赤色のマーカーで表示されます。

ジグザグがのラインが下降している場合は、検出した安値にマーカーが表示されます。

反対に、ラインが上昇している場合は検出した高値にマーカーを表示します。

「zigzagnn」によって表示されるジグザグは通常のジグザグと同様のもので、パラメーターの項目も一般的なジグザグと同様のものです。

そのため、ジグザグに触れたことのある方であれば、使い方や設定で戸惑うことも少ないでしょう。

zigzagnnを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

zigzagnnのパラメーター解説

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「ExtDepth」は、ジグザグを表示する波動の最小期間を設定するための項目で、大きな値に設定すると大きな値動きを検出し、小さな値に設定すると小さな値動きを検出します。

「ExtDeviation」は、転換率を設定するための項目で、値動きのピークの位置が変化します。

「ExtBackstep」は、値動きの反転を判定する期間を設定するための項目です。

「ExtDeviation」と「ExtBackstep」についていは、パラメーターを変更してもインジケーターに大きな変化はないため、こだわりがなければ初期設定のままでも良いかもしれません。

まとめ

「zigzagnn」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。

1. ジグザグをベースにしている。

2. ジグザグのラインが下降している時は目立つ安値にマーカーを表示する。

3. ジグザグのラインが上昇している時は目立つ高値にマーカーを表示する。

「zigzagnn」は、値動きのピークがどこにあるのかを確認したい方に向いているインジケーターです。

ただし、ジグザグのラインの方向にもとづいてマーカーを表示しているため、エントリーするポイントを分析する用途には向いていませんので注意しましょう。