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マイナス金利導入の円安全戻しに。ユーロ/円-2016年02月08日の振り返り

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上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。2016年2月8日のユーロ/円相場の振り返りをして行きたいと思います。

昨日は、大きく円高に振れる展開になりました。一時128.74をつける場面もありましたが、引けにかけて戻して129ミドル辺りでの値動きとなっています。日銀のマイナス金利導入前の水準が概ねこの辺りのプライスでしたので、1週間ほどで円安効果が剥落してしまった形となります。

オーダーとしては、昨日新たに観測されたオーダーは無い感じでした。130.90のラインがレジスタンスとして機能して、そこから反落した形となっています。サポートとしては、129.00で辛くもサポートした形となっています。

さて、まず環境認識ですが、波形からこれまで2度レジスタンスされている130.90~131.00のラインにレジスタンスラインを引けていたかどうか?がこの下落を取れたかどうかの分かれ道となったかと思います。波の先端をヒゲの先とするか髭を切るかで多少の違いは出てきますが、比較的レジスタンスラインを引きやすいチャートの形状であったかと思います。

トレードですが、130.90~131.00に水平線が引けていた上で、画像の『A』の部分の値動きに注目出来たか?という事が、ショートのエントリーを出来たかどうかのポイントになったかと思います。この部分は、上髭がほぼ無い陽線で上げて来て、16時に前2時間分の上げを帳消しにする位の大きさの陰線が出ています。更にその後寄引同値線に近いコマ足が出ています。

これによって、上昇のパワーの弱まりを洞察する事が出来ようかと思います。これを受けて17時の寄り付きか18時の寄り付きで入る事が出来たら及第点のエントリーであろうかと思います。

私は、18時の寄り付き130.63でショートで入りました。判断が速い人は、17時の寄り付きで入ったという人もいたのではないかと思います。

私も17時の寄り付きでのエントリーを考えないではなかったのですが、16時の陰線一本だけですと長めの上髭などが出たわけでもなくそれまでの上げに対する押しかも知れないという考えがよぎり、そこでのエントリーは見送りました。17時にコマ足が出た事でこれまで買い優勢であった騰勢のバランスが崩れたのではないかと考える事が出来、ショートエントリーの敢行の決断に至りました。

その後、幸運にも下落の勢いが出てくれました。エグジットはチャート画像『B』の部分、23時の寄り付き129.27でエグジットしています。その根拠は、129.00のオーダー手前でカラカサが出現し、下げ止まりを暗示していると考えた為です。136pipsほど取る事が出来ました。

ちなみにここで利食いすると同時に今度は129.25でロングのエントリーを敢行しています。結果からするとこのロングは129.90で損切りとなりました。安値圏でのカラカサの出現を見て、戻りを取ってやろうという考えでのエントリーであったわけですが、まだ下落の余勢が残っていて損切りに掛かってしまいました。

ただ、この記事を書いている時点で129.50近辺まで切り返しているので、ガマンして持っていれば、建値以上で出られたチャンスもあったという事になろうかと思います。

少し残念な気持ちも無いではありませんが、当初設定した損切りに掛かって損切りをしたという事ですので、仕方ないという事かと思います。下落で大きく取れたので、更に戻しで取ってから戻り売りも成功すれば最高であったかと思いますが、世の中それほど甘くないという事であったかと思います。

このように水平線の近辺でのロウソク足の値動きを見て、投資家心理を洞察して入ったつもりでも勝つ事もあれば、負ける事もあります。大事なのは勝った時に大きく勝ち、負けた時に小さく負けるという事で、サポートライン・レジスタンスラインに絡むプライスで勝負する事で、自然と利大損小のトレードになります。

それでは本日も頑張りましょう!