イタリアのコンテ新首相就任。ユーロ離脱はないと言明も肝心の政策は?
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昨日の動画で申し上げました通り、本日は動画・ユーロドルの解説はお休みとさせていただきます。
6月5日の金融市場は、イタリアのコンテ新首相が政府はユーロ圏からの離脱を検討したことはないと言明したことを受け、ユーロに買い戻しが入りましたが、同時に財政赤字の一段の拡大につながる経済政策の導入を確約したことを受け、安全資産とされる米国債や独連邦債に資金が流入、米国債利回りは低下しています
ドル/円
![ドル円日足チャート2018年06月06日](https://fx-d.jp/images/entry_images/USDJPYD20180606.png)
![ドル円1時間足チャート2018年06月06日](https://fx-d.jp/images/entry_images/USDJPYH20180606.png)
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足を切り替えられます。
ドル/円の値動き
始値:109.791
高値:109.995
安値:109.464
終値:109.763
-2.8pips(高値から安値:53.1pips)
ドル/円のレジスタンスライン
109.959
ピンクの点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ドル/円のサポートライン
109.564
青の点線のライン
109.429
青の点線のライン
109.059
緑の点線のライン
108.937
緑の点線のライン
108.458
青の点線のライン
108.398
青の点線のライン
108.233
青の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ドル/円の解説
【日足】
6月5日のドル円の日足の形状は、上下共に短いヒゲがある寄り引け同値線のような形状になりました。
直近の日足の波(白い波)はラス押し安値を下抜いており、波の方向性に変化が生じておりますが、『108.746』から反発しています。
白い波は押しが浅い感がある為、ここを押しと考えず、一本の波として考えたものが青紫の上昇の片波となります。
黄色の水平線は青紫の上昇の片波に対してフィボナッチリトレースメントをあてたものになります。
38.2%戻しライン付近から反発しており、その過程で『108.746』にサポートラインが生成されています。
水平線が交錯していて見にくい部分もありますが、赤い水平線は『111.032』~『108.746』までの下落に対してフィボナッチリトレースメントをあてたものになります。
50.0%戻しライン付近で膠着してしまったのが昨日の値動きという事になろうかと思います。
引き続き、青紫の上昇の片波に対する押し目買い VS 『111.032』からの下落に対する戻り売り という構図の中でどのようにポジションを取っていくか?という相場になろうかと思います。
【1時間足】
6月6日のドル円は、寄り付き~東京OPまでは上昇、その後は下落に転じ、引けにかけて戻して引けており、結果的にほとんど値動きのなかった1日となっています。
黄色の水平線は、日足で『111.032』~『108.746』までの下落に対してフィボナッチリトレースメントをあてたものを1時間足に写したもののになります
50.0%戻しライン付近での値動きとなっておりますが、青い波・白い波の方向性には変化がない状態になっています。
引き続き、波の折り返しを見ていくという事で良いかと思います。
ユーロ/円
![ユーロ円日足チャート2018年06月06日](https://fx-d.jp/images/entry_images/EURJPYD20180606.png)
![ユーロ円1時間足チャート2018年06月06日](https://fx-d.jp/images/entry_images/EURJPYH20180606.png)
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足を切り替えられます。
ユーロ/円の値動き
始値:128.434
高値:128.688
安値:127.783
終値:128.645
+21.1pips(高値から安値:90.5pips)
ユーロ/円のレジスタンスライン
129.163
赤の点線のライン
128.910
ピンクの点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ユーロ/円のサポートライン
128.655
緑の点線のライン
127.937
青の点線のライン
127.560
青の点線のライン
126.338
青の点線のライン
126.185
緑の点線のライン
125.482
緑の点線のライン
125.357
緑の極太のライン
124.816
青の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ユーロ/円の解説
【日足】
6月5日のユーロ円の日足の形状は、下ヒゲが長い小陽線となりました。
黄色の水平線は白い波の直近高値『130.096』~白い波の直近安値『125.412』までの下落に対してフィボナッチリトレースメントをあてたものになります。
昨日の値動きによって、38.2%ラインと重なるレベルにあった『128.406』のレジスタンスラインを上抜けています。
『128.406』のレジスタンスラインは、下がってくる時も上がる時も素通りになってしまったので、サポレジとしての力は失われているように思います。
【1時間足】
赤い楕円の部分でダブルトップを形成、ネックラインを下抜いてきましたが、下がり切らずに逆に山の高値を上抜いていっており、結果的にダマシとなっています。
ここで大切な事は、ダマシにあった負けたという事でなく、青い波に対して白い波のダブルトップはどういうものであったのか?という事で、青い波目線で見れば波の転換は起こっておらず、白い波のダブルトップで売るなら『青い波の方向転換に繋がってくれたらラッキー』くらいの期待度で売るという事であって、それが見えていて売った結果として負けたのであれば、潔く損切りも出来ると思いますし、傷も浅いと思いますが、白い波しか見えてないで売ってしまって負けてしまったという人は波の見方を見直す必要があるように思います。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
09:00【日本】4月毎月勤労統計調査-現金給与総額(前年同月比)
10:30【オーストラリア】1-3月期四半期国内総生産(GDP)(前年同期比)
10:30【オーストラリア】1-3月期四半期国内総生産(GDP)(前期比)
16:15【スイス】5月消費者物価指数(CPI)(前月比)
20:00【米国】MBA住宅ローン申請指数(前週比)
21:30【米国】1-3月期四半期非農業部門労働生産性・改定値(前期比)
21:30【米国】4月貿易収支
21:30【カナダ】4月住宅建設許可件数(前月比)
21:30【カナダ】4月貿易収支
23:00【カナダ】5月Ivey購買部協会指数