FXで何やっても勝てなくて、やったコト

米中貿易戦争懸念くすぶるも、それほどリスクオフにはなっていない印象

更新日時:

7月12日の金融市場は、日米ともに株高、米国債利回り上昇、金は小反発となりました。

この所の金融市場の動きを見ていると貿易戦争の懸念はあるものの、それほどリスクオフにはなっていないような印象を受けます。

ドル/円

ドル円日足チャート2018年07月13日
ドル円1時間足チャート2018年07月13日

日足

1時間足

※タブで日足・1時間足を切り替えられます。

ドル/円の値動き

始値:111.983

高値:112.618

安値:111.908

終値:112.524

+54.1pips(高値から安値:71.0pips)

ドル/円の解説

【日足】

7月12日のドル円の日足の形状は、実体がしっかりした感じの陽線となりました。

『108.746』のサポートラインと『111.032』・『111.283』のレジスタンスラインに挟まれた青紫のボックスを上方にブレイクした勢いをかって、上昇中といった格好になっています。

オレンジ色の波は安値・高値切り上げの上昇トレンドの形状にあり、日足のレジスタンスラインは113円台から断続的に存在しています。

トレードというものは、売っても買っても良いわけですが、波に逆らう場合には波が折り返してから仕掛けを考え始めても遅くありませんので、くれぐれも思考停止状態に陥って根拠なく意地になってナンピンしまくるといったトレードは慎みましょう。

【1時間足】

一昨日・昨日の連騰で112円台ミドルまで上げてきました。

まとまった押しが入らず、ほぼ上昇一辺倒で上げてきた感じになっています。

昨日に関しては、トレードする日というより持っているポジションを眺めている日という事であったかと思いますが、こういう日を迎える為にやりようのない日であっても、コツコツ相場観をアップデートして行かなければなりません。

ユーロ/円

ユーロ円日足チャート2018年07月13日
ユーロ円1時間足チャート2018年07月13日

日足

1時間足

※タブで日足・1時間足を切り替えられます。

ユーロ/円の値動き

始値:130.760

高値:131.466

安値:130.652

終値:131.336

+57.6pips(高値から安値:81.4pips)

ユーロ/円の解説

【日足】

7月12日のユーロ円の日足の形状は、実体がしっかりした感じの陽線となりました。

入れ子のようなお話になりますが、まずピンクの上昇の片波(ピンクの楕円の波)があり、それに対しての押しとしてオレンジの下落の波(オレンジの楕円の波)があります。

オレンジの波をさらに細切れにしてみていくと青い楕円で囲った下落トレンドの部分と白い楕円で囲った上昇トレンドの部分に分けられます。

昨日の値動きによって、青い楕円で囲った白い波のラス戻り高値を上抜いており、青い楕円で囲った部分の下落トレンドは方向性に変化が生じています。

しかし、オレンジの波のラス戻り高値は健在でオレンジ色の波は下落トレンドを維持しています。

大小様々な波がある以上、売り・買い共に仕掛け所があり、同じように見る人・逆の見方をする人どちらも存在するのが相場ですが、ここで大切な事は自分がどの波に対する押し目買いや・戻り売りをしようとしているのか?をしっかりと理解した上で入り、その前提の中で損切りと利食いを定めていく事です。

面倒な部分もありますが、面倒でもそれを考え続けていく事でしか相場で勝ちを拾って行く事は出来ませんので、相場観をアップデートしながら自分の座標を把握していきましょう。

【1時間足】

7月12日のユーロ円は、ほぼ終日にわたって上昇傾向での値動きとなりました。

相変わらず、まとまった押しが入らない展開が継続しています。

1時間足でトレードをするという事は、日足のサポレジ付近での折り返しか抜けを見極めていくという事ですが、比較的あっさり『130.925』をブレイクしてきました。

昨日に関しては、抜けるか?頭を押さえられるか?を見極める日だったと言えようかと思いますが、次は落ちてくるような事があった場合にサポレジ転換するか?サポートとしての力が失われているか?を見極めるという事になります。

ユーロ/ドル

ユーロドル日足チャート2018年07月13日
ユーロドル1時間足チャート2018年07月13日

日足

1時間足

※タブで日足・1時間足・短期足を切り替えられます。

ユーロ/ドルの値動き

始値:1.16712

高値:1.16949

安値:1.16490

終値:1.16698

-1.4pips(高値から安値:45.9pips)

ユーロ/ドルの解説

【日足】

7月12日のユーロドルの日足の形状は、寄り引け同値線のような形状となっています。

オレンジの波の直近高値ライン付近から反落して、白い波のダブルボトムのネックラインで支えられずに下抜けていますが、ズンドコ下がるというわけでもなく停滞している格好になっています。

【1時間足】

7月12日のユーロドルは上下あったものの終わってみれば寄り付きとほぼ変わらないレベルで引けています。

日足の波形からしても、トレードをするには難しい状態ですので、今はガマンという事で良いかと思います。

参考ページ:ドル円・ユーロ円・ユーロドルのサポレジを毎日更新!

本日発表の経済指標等

本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。

--:--【中国】6月貿易収支(米ドル)

--:--【中国】6月貿易収支(人民元)

13:30【日本】5月鉱工業生産・確報値(前月比)

16:15【スイス】6月生産者輸入価格(前月比)

21:30【米国】6月輸出物価指数(前月比)

21:30【米国】6月輸入物価指数(前月比)

23:00【米国】7月ミシガン大学消費者態度指数・速報値