アメリカとカナダ、NAFTA再交渉協議期限ギリギリに合意
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10月2日の金融市場は、株高・米国債利回りは長期債を中心に上昇、為替はユーロ安となりました。
材料としては、イタリアの財政赤字を巡る懸念からユーロに売りが入った事、NAFTA(北米自由貿易協定)再交渉協議でカナダと米国が期限ぎりぎりになって合意し、メキシコを含めた3カ国協定が維持されることになったこと等が材料となっています。
ドル円


日足
1時間足
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ドル円の値動き
始値:113.727
高値:114.055
安値:113.690
終値:113.870
+14.3pips(高値から安値:36.5pips)
ドル円の解説
【日足】
10月1日のドル円の日足の形状は、実体に比べてやや長めの上ヒゲのある陽線となりました。
今日はいつもより長めの期間が写っているチャートを持ってきました。
2017年の3月~2018年の2月までの間『107.823』~『115.073』のレンジ(チャート画像白い網掛けの部分)の中での値動きとなっていましたが、赤い楕円の部分でレンジを下方にブレイクしています。
戻ってきた時にレンジの旧下限では止まらずに上昇を継続、旧レンジの上限(115.073)へ近づいてきています。
114円台に日足レベルのレジスタンスラインが何本か存在しておりますが、『115.073』を中心にマークしていくという事で良いかと思います。
115円は利食いのターゲットともなり得る可能性もありますので、下の方から買えた人は利食いも含めて注意深く見ていきましょう。
【1時間足】
114円台の日足のレジスタンスラインの手前で小型のレンジを形成した1日という事になろうかと思います。
1時間足レベルで見れば、仕掛けを考えるような値動きではありませんでしたので、昨日に関しては触らないという事で良いかと思います。
ユーロ円


日足
1時間足
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ユーロ円の値動き
始値:132.083
高値:132.453
安値:131.729
終値:131.822
-26.1pips(高値から安値:72.4pips)
ユーロ円の解説
【日足】
10月1日のユーロ円の日足の形状は、実体に比べて上ヒゲが長い感じの陰線となりました。
オレンジの波がダブルボトムとなり、ネックラインであった『131.604』を上抜いていますが、オレンジの波のラス戻り高値ライン『133.096』の付近で頭を押さえられています。
引き続き、
1. 『133.096』を上抜く事が出来るかどうか?
2. 下がってきた時にネックラインであった『131.604』がサポレジ転換するか?
を見ていくという事になります。
何処から何処の上昇に対してフィボナッチリトレースメントをあてるのか?という事に対して多少の議論はありそうですが、差し当たり『125.585』~『133.906』迄の上昇に対してフィボナッチリトレースメントをあてたものが黄色の水平線となります。
押し目買いが入るのであれば、オレンジの波のダブルボトムのネックライン『131.604』から押し目買いが入る事がキレイな形になりますが、そこで止まらなかった場合には紫の波のラス押し安値『128.208』からの上のサポートラインを見ていく事になります。
このブログでは、何度か同じ事を書いていますが、フィボナッチリトレースメントの〇〇%戻しラインはサポレジそのものではないのでサポレジと重なるような水準を中心にマークしていく事が重要となります。
【1時間足】
青い波目線で見ていくとダブルトップのネックラインであった『L1』の安値を下抜いた事で、青い波の上昇トレンドの形を崩しています。
その後、『L2』・『L3』と安値を切り下げる形となっており、ちょっと微妙な部分もありますが高値も切り下がっています。
波形という観点からすれば、買いを考えるには時期尚早という事は言え、買うのであればサポートラインに引き付けて逆張りをするのであれば辛うじて根拠があると言えると言った状態になっています。
相場というのは買っても売っても良いわけですし、どちらが正解なのかは分からない世界ではありますが、どちらの側に立つにせよ流れの切り替わりを捉えていく事で勝率は高まりますので、安易に入らないようにしていきましょう。
ユーロドル


日足
1時間足
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ユーロドルの値動き
始値:1.16155
高値:1.16242
安値:1.15628
終値:1.15769
-38.6pips(高値から安値:61.4pips)
ユーロドルの解説
【日足】
10月1日のユーロドルの日足の形状は、上下共にヒゲがある陰線となりました。
日足のレジスタンスライン『1.17971』に頭を押さえられ、反落してきた格好になっています。
黄色の水平線は、『1.25070』~『1.13416』迄の下落に対してフィボナッチリトレースメントをあてたものになります。
こうしてみると『1.17971』のレジスタンスラインは38.2%戻しラインとほぼ重なるレベルにあり、その付近から売られた格好になっています。
下方向に目を転じれば、『1.15477』・『1.15354』と言ったサポートラインが存在しており、まずはこの辺りのサポートラインで買いが入るのか?を見ていくという事になろうかと思います。
【1時間足】
昨日のユーロドルは下がっては上がり、また下がりと言った値動きであまり方向感はない値動きとなりました。
この所の値動きを見ていくと戻りと言えるような言えないような小さい戻りを付けながら落ちてきた格好になっています。
売りを考えるのであれば、戻り売りポイントをどの辺りに置くのか?という所から考えるという事になります。
買いを考える場合には、『1.15477』・『1.15354』と言った日足レベルのサポートラインを中心にマークしていくという事で良いと思われます。