バルニエ首席交渉官、英国の離脱条件について合意できる可能性があるとの立場示す
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9月17日の金融市場は、米株は下落、為替はユーロ高となりました。
トランプ米大統領が引け後に対中関税を巡る方針を公表する見通しとなったことや、ブレグジット交渉でEU側の責任者を務める欧州委員会のバルニエ首席交渉官が英国との交渉は友好協力の精神で行われているとした上で、EUの単一市場の統合性を保全できるなら、EUは英国と離脱条件などについて合意できる可能性があるとの立場を示した事などが材料視されています。
ドル円
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足を切り替えられます。
ドル円の値動き
始値:112.023
高値:112.115
安値:111.754
終値:111.827
-19.6pips(高値から安値:36.1pips)
ドル円の解説
【日足】
9月17日のドル円の日足の形状は、上下共にヒゲがあり、実体も小さい陰線となりました。
黄色の水平線は、『112.852』~『110.058』迄の下落に対してフィボナッチリトレースメントをあてたものになります。
61.8%戻しラインとほぼ重なるレベルに『111.793』、その少し下に『111.669』というラインが存在していましたが、先週末の値動きで上抜いてきています。
昨日に関しては、『111.793』・『111.669』がサポレジ転換したかを試しに来るような値動きとなっています。
【1時間足】
日足のレジスタンスライン『111.793』・『111.669』のすぐ上で白い網掛けのレンジを形成しています。
レンジの下限が『111.793』と重なるレベルにあり、レンジ下限の硬さがそのまま日足のサポートラインの硬さ・サポレジ転換したかどうか?という構図となっています。
売り・買いどちらも仕掛けを考え得る形状ですが、フライングで無駄な損失を重ねないようにしっかり見極めて入る事を心掛けましょう。
ユーロ円
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足を切り替えられます。
ユーロ円の値動き
始値:130.199
高値:131.033
安値:130.089
終値:130.641
+44.2pips(高値から安値:94.4pips)
ユーロ円の解説
【日足】
9月17日のユーロ円の日足の形状は、上下共にヒゲがあり、上ヒゲが気持ち長めの陽線となっています。
近視眼的に見れば、紫の波が前回高値を更新できるか?更新出来ずに下落してダブルトップとなるか?という構図となっています。
あまりにも近視眼的になる事はあまり良い事とは言えませんが、大きなの値動きの流れを頭に入れた上で直近の値動きの構図を見ながら、仕掛け所・利食い目標を定めていく事を考えましょう。
【1時間足】
昨日のユーロ円の値動きは、ほぼ上昇一辺倒と言っていい値動きとなりました。
しかし、1時間足レベルで見ると直近高値を更新できておらず、これを更新出来ずに『130.130』を下抜くような事があるとダブルトップとなる可能性があります。
日足のパートで述べたように日足もダブルトップを形成する可能性があり、その場合、現在の値動きは右側の山という事になります。
日足の右側の山で1時間足がダブルトップを形成するという事になれば、打診売りを仕掛ける事を検討しても良いタイミングという事にもなりますので、フライングにならない範囲でそういった仕掛けを考慮しつつ、それがダマシに終わった時の損切り狙いまでを視野に入れて仕掛け所を探っていきましょう。
ユーロドル
日足
1時間足
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ユーロドルの値動き
始値:1.16227
高値:1.16975
安値:1.16173
終値:1.16811
+58.4pips(高値から安値:80.2pips)
ユーロドルの解説
【日足】
9月17日のユーロドルの日足の形状は、上下共に短めのヒゲがあり、実体がしっかりした陽線となりました。
黄色の水平線は、『1.13416』~『1.17057』迄の上昇に対してフィボナッチリトレースメントをあてたものになります。
50.0%戻しライン付近から押し目買いが入って上昇したものの、直近高値ライン『1.17057』で頭を抑えられた格好になっています。
このまま下落して『1.15477』・『1.15354』と言った辺りを下抜いてくるとダブルトップを形成するという事になりますので、注目して見ていく必要性があります。
【1時間足】
昨日のユーロドルの値動きは、ほぼ終日にわたって上昇の流れとなりました。
日足のパートで述べたように日足の波がダブルトップになる可能性があり、現在は右の山での値動きとなっています。
日足の右側の山で1時間足がダブルトップを形成する可能性があり、そうなった場合には打診売りを仕掛ける事を検討しても良いタイミングという事にもなりますので、しっかりと波を見ていくようにしましょう。