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ユーロ/円-2016年03月03日の振り返り-階段を上るように押し目買いの一日

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上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。2016年03月03日のユーロ/円相場の振り返りをして行きたいと思います。

■ユーロ/円

始値:123.30

終値:124.52

高値:124.58

安値:123.25

+122pips(安値から高値133pips)

■ドル/円

始値:113.45

終値:113.66

高値:114.25

安値:113.28

+21pips(安値から高値97pips)

■ユーロ/ドル

始値:1.0866

終値:1.0955

高値:1.0971

安値:1.0852

+89pips(安値から高値119pips)

ユーロ/円の日足は、大陽線となりました。上ヒゲがほぼ無い形の買い意欲の強い形状で引けています。

ドル/円の日足の形状は、上ヒゲの長い陽線で終えています。日足のダブルボトムのネックラインに近い場所での出現なので、少しいやな場所での出現かと思います。

ユーロ/ドルの日足の形状は、大陽線となりました。上ヒゲはあるものの買い意欲の強い形状で終えています。

昨日は、ユーロ/円とユーロ/ドルが大きく上昇、ドル/円は小さな上昇に留まりました。ユーロ/円とユーロ/ドルの連動性が強かった一日であったかと思います。

オーダーの変化

126.00 売り

123.00 買い

122.50 買い

122.00 買い厚め・割り込むとストップロス売り、OPバリア観測

121.80 割り込むとストップロス売り大き目

上記のオーダーが前日より引き続き観測されている状態で、本邦時間14時・18時に以下のオーダーが観測されています。

124.50 売り(14時観測)

124.41 OP3日NYカット(18時観測)

124.25 OP3日NYカット(18時観測)

ユーロ/円 ドル/円 ユーロ/ドル 備考
7:00 15.5 13.6 1.1 ユーロ>ドル>円
8:00 -12.7 -11.4 -0.1 円>ドル>ユーロ
9:00 22.8 20.5 0.4 ユーロ>ドル>円
10:00 18.6 14.5 2.4 ユーロ>ドル>円
11:00 -16.5 -9 -5.6 円>ドル>ユーロ
12:00 13.2 22.2 -9.6 ドル>ユーロ>円
13:00 14.1 11.7 1.5 ユーロ>ドル>円
14:00 4.5 4.3 -0.3 ドル>ユーロ>円
15:00 -0.1 -0.6 1 円>ユーロ>ドル
16:00 12.9 1.6 10.1 ユーロ>ドル>円
17:00 -23.7 -28.3 5.9 円>ユーロ>ドル
18:00 1 10.6 -9.5 ドル>ユーロ>円
19:00 12.4 -1.5 12.6 ユーロ>円>ドル
20:00 8.4 6.1 1.6 ユーロ>ドル>円
21:00 15.6 -12.9 26 ユーロ>円>ドル
22:00 -3.7 -3.5 0.2 円>ユーロ>ドル
23:00 -10 -27 18.9 円>ユーロ>ドル
0:00 12.1 1 6.6 ユーロ>ドル>円
1:00 9.3 -6.2 14.3 ユーロ>円>ドル
2:00 -2.9 -0.9 -1.3 円>ドル>ユーロ
3:00 32.8 6.7 22.5 ユーロ>ドル>円
4:00 -12.5 0.9 -12.2 ドル>円>ユーロ
5:00 10 3.1 6 ユーロ>ドル>円
6:00 -0.2 6.6 -5.2 ドル>円>ユーロ

昨日のユーロ/円相場のポイントとなった部分を見て行きたいと思います。

本邦時間9時~10時にかけて逆三尊のネックラインをブレイクした部分(チャート画像『A』の部分)

環境認識として、逆三尊のような形を形成しており、123.53近辺がネックラインとなっていました。

本邦時間9時~10時にかけて同ラインをブレイクしています。その後、11時~12時にかけて一旦押しが入って123.53近辺を試し、その後の上昇へとつなげています。

ここは2回エントリーのチャンスがありました。まず1回目のチャンスは、9時~10時にかけてネックラインをブレイクした部分となります。9時~10時のロウソク足が固まった時点で、3通貨の強弱関係はユーロ>ドル>円となっています。また、この時点ではユーロ/ドルよりもドル/円の動きとの相関性が強い状態でしたが、ドル/円・ユーロ/ドルともに目先レジスタンスとなりそうなラインが控えていました。

上がその時刻のドル/円、下がユーロ/ドルのチャートとなります。このようにドル/円、ユーロ/ドル共にレジスタンスラインを抜けてはいない状態です。この事から、ユーロの上値と円の安値(ドル円の上値=円の安値と同義)が抑えられる可能性が考えられます。

9時~10時にかけて、ユーロ/円のネックラインブレイクでロングのエントリーをする場合には、ドル/円、ユーロ/ドルのチャートも併せ見て、伸びきらない可能性に気付いた上でエントリーする必要性があります。

ユーロ/円のロングを入れる2度目のチャンスは、11時~12時にかけて一旦押しが入って12時~13時にかけて陽線が出た段階となります。

この時点では、一旦押しが入った事で123.53近辺がサポレジ転換した可能性を示唆しています。その上で12時~13時の上昇に繋げています。この時点では、ドル円との相関関係が強い値動きでしたが、ドル/円においてもレジスタンスラインをブレイクしています(下記画像参照)。

この事から、この時点においてのユーロ/円のロングエントリーの判断は比較的し易かったように思われます。

本邦時間17時~19時に123.79近辺迄一旦押しが入って上昇していった部分(チャート画像『B』の部分)

環境認識として、前々回高値の123.79近辺に水平線を引き、このラインがサポレジ転換する可能性がある事を認識している必要性があります。

『B』の時点において、同ラインをサポートしたかのような値動きをしています。

上が同時刻のドル/円、下がユーロ/ドルチャートとなります。ドル/円においてはサポートラインでサポートされたような値動きを示し、ユーロ/ドルにおいてはレジスタンスラインをブレイクしたかのような値動きを示しています。

この事から、円の買戻しに歯止めが掛かり、ユーロは上値を追う展開となっている事が見て取れます。上記の理由から、この時点でのユーロ/円のロングは比較的判断がし易かったと思われます。

本邦時間23時~0時に124.08近辺迄一旦押しが入って上昇していった部分(チャート画像『C』の部分)

環境認識として、前々回高値の124.08近辺に水平線を引き、このラインがサポレジ転換する可能性がある事を認識している必要性があります。また、124.50には売りのオーダーが控えており、前日の高値がレジスタンスとなりそうなラインとして控えているという認識を持っている必要性があります。

『C』の時点において、同ラインをサポートしたかのような値動きをしています。

上が同時刻のドル/円、下がユーロ/ドルチャートとなります。ドル/円においてはサポートラインでサポートされたような値動きを示し、ユーロ/ドルにおいては上ヒゲが非常に長い陽線が出現しており、高値圏における売り勢力の存在を示唆しています。

結果論から言うとここで押し目買いを行った場合、利益が出たと考えられますが、ここの判断は、非常に難しかったと思います。

円買いに歯止めが掛かった事を示唆しながらも、ユーロの上値追いがそろそろ限界に達しつつある事も示唆しています。また、ユーロ/円においては、レジスタンスとなりそうなラインもいくつか迫ってきており、ここはムリに買わなくともよかったところかと思います。

それでも買う場合は、ユーロ/ドルの値動きも併せて見ながら利食いをあまり欲張らない事が必要となると思います。

それでは本日も頑張りましょう!