一種の幻想でも勝てなくなるまで繰り返すという事は有効な事も多い~ドル・円・ユーロ相場~2016年04月13日振り返り
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上の画像はユーロ/円日足チャートです。2016年04月13日のドル・円・ユーロ相場をユーロ/円を中心に振り返って行きたいと思います。
ユーロ/円の日足の形状は、上下にヒゲのある小陰線となりました。安値圏でのもみ合いに入っています。
ドル/円の日足の形状は、上下にヒゲのほとんどない陽線となりました。終値が前日の高値より上で引ける状態を継続しており、形状としては強めの形状が続いています。
ユーロ/ドルの日足の形状は、大陰線となりました。高値圏での持合いが続いていましたが、ついに下げる形になりました。
■ユーロ/円
始値:123.55
終値:123.25
高値:123.84
安値:122.99
-30pips(安値から高値85pips)
■ドル/円
始値:108.52
終値:109.32
高値:109.39
安値:108.49
+80pips(安値から高値90pips)
■ユーロ/ドル
始値:1.1383
終値:1.1272
高値:1.1390
安値:1.1267
-111pips(安値から高値123pips)
ユーロ円は微妙な展開が継続中
昨日も適当なエントリーポイントが見つからず、ノートレードでした。ドル円とユーロドルが逆相関で動いている時は、ユーロ円はマタサキになるので、やり難い相場となる事が多いのですが、昨日等はまさにその展開でした。
私はいわゆるポジポジ病ではないので、ノーエントリーが続く事にストレスを感じたりはしないのですが、ポジポジ病のけがある方等は『ポジションを持つ事が目的』のポジションを持つような不毛な事をしない訓練と考えれば、ノートレードが続く日々を有意義に過ごす事も出来るかも知れません。
ユーロ円の日足の環境分析(このページ最上部の画像がユーロ円日足チャート)ですが、右側の山がやや高いダブルトップを形成して反落、現在は安値圏でのもみ合いに入っています。正に低空飛行と言った感じですが、もう一段下押しがあるか、あるいは反転上昇となって行くのかに注目したいと思います。
こういった時は方向性がハッキリしてないので、逆張り有利な相場になりがちです。無理に参加する必要は全くありませんが、しいて参加する場合はやや逆張り気味に損切り浅目が良いように思われます。
上の画像は、ドル円日足チャートです。ドル円の場合は、2月中旬から続いたレンジを下抜けて一旦底を打っての戻り局面のような形状となっています。当面の上値目標は前回レンジの下限111.37アラウンドとなるのではないかと思われます。
ちなみに今現在、私の価値観では主要3通貨ペアの中でドル円が一番デイトレをやり易く、1時間足レベルで『下がった所は買い』とやるだけで良いような状態になっています。相場は特にそうなのですが、ある特定の期間内において、『こうすればほぼ勝つ』と言うようなものが見つかる事があります。それは一種の幻想で、その内勝てなくなるものなのですが、そういったものを見つけたら『勝てなくなるまでそれをひたすら繰り返す』と言うのは非常に有効です。
上の画像は、ユーロドル日足チャートです。4月に入ってから高値圏でのもみ合いが継続していましたが、上げきれずに反落してくる形となりました。当面の下値目標は、前回押し安値の1.1143アラウンドになってくるのではないかと思います。今に始まった事ではないのですが、ユーロドルは1時間足等を見ても波形が汚いので、そういった意味でのやり難さがあるのですが、これまで『下がった所は買い』でやってきた人は、戦略を変更するポイントに来たかと思います。
それでは、本日も頑張りましょう!