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雇用統計の結果悪すぎでドル急落~ユーロ/円~2016年06月03日振り返り

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上の画像はユーロ/円日足チャートです。2016年06月03日のユーロ/円相場の振り返りをして行きたいと思います。

■ユーロ円の値動き

始値:121.392

終値:121.163

高値:121.664

安値:120.816

-22.9pips(高値から安値:84.8pips)

昨日のユーロ/円の日足の形状は、陰線となりました。

昨日は、寄り付きから121前半~121ミドルくらいのレンジの中での値動きでしたが、雇用統計を受けて一時的にレンジ下限を下抜けたものの引けにかけて値を戻し、元のレンジの下限の少し上で引けています。

先週木曜日に主要なサポートラインをことごとく下抜けして引けて、昨日の高値でも先日までサポートラインであった121.731を超えられず、反落してきた形になっています。

まだ、121.731がサポレジ転換して、レジスタンスラインの役割を果たすかどうかは分かりませんが、注目して見て行きたいと思います。

オーダーの変化

ユーロ円1時間足

上の画像は、ユーロ/円1時間足チャートです。昨日のオーダー状況の推移は以下のような推移となっています。

123.50 売り

123.00 売り

121.20 割り込むとストップロス売り大き目

121.00 買い厚め・割り込むとストップロス売り、OPバリア観測

119.00 買い厚め・割り込むとストップロス売り、OPバリア観測

上記のオーダーが前日より引き続き観測されている状態で、18時に以下のオーダーが観測されています。

122.00 売り

118.00 買い厚め・割り込むとストップロス売り、OPバリア観測

日足のサポートライン・レジスタンスラインとなりそうなプライス

【日足レベルで見たレジスタンスライン候補】

126.211

124.239

123.754

123.570

122.524

121.991

121.731

【日足レベルで見たサポートライン候補】

無し。月足レベルで見て120.70アラウンドにサポートラインの候補アリ


ユーロ/円の値動きの解説

先週末金曜日は米雇用統計がありました。

結果は以下のようになっています。

■非農業部門雇用者数

予想:16万人増

結果:3.8万人増

■失業率

予想:4.9%

結果:4.7%

非農業部門雇用者数が、予想を大幅に下回る結果となりました。これを受けて、ドル安の動きが強まりました。

ドル/円は一時106.499まで下落、ユーロ/ドルは一時1.13726まで上昇しました。両通貨ペアとも発表前の水準から200pips以上の値動きとなりました。ユーロ/円は、ドル/円とユーロ/ドルに引っ張られる形になりますので、大きな値動きとはなりませんでしたが、やや円買いの勢いが強かった感じの値動きとなっています。

雇用統計の結果が悪すぎで、ドル売りの勢いが非常に強い値動きとなりました。

私は、イベントの日はトレードをしないと決めているので、ノートレードでしたが、発表前からポジションを取っていて、逆走してしまったトレーダーの方は非常に大きな含み損を抱えてしまう事になったのではないかと思います。

毎月、イベントの度に同じ事を書いていますが、イベントの日にトレードをするとしても、最低限イベント前からポジションを持つ事だけはやめましょう。発表後に仕掛けるチャンスを窺いながら、チャンスが無ければスルーするくらいの心積もりで臨む事が重要です。イベントの日にトレードをしなくても、必ずチャンスは訪れますので、当たるも八卦、当たらぬも八卦的なトレードをして、大きくやられる事だけは避けなければなりません。

また、結果的に勝ったとしても、発表前からポジションを持って臨んだような人は、いつか必ずやられる日が来ますので、極めて危ない勝利だったと思って、2匹目のドジョウを狙わないようにしましょう。

それでは、本日も頑張りましょう!